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<<   作成日時 : 2016/04/30 18:18   >>

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 4月最後の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 今回は久々にオセアニアと中東から期待の新星降臨を物語るニューカマーの登場に加え、カナディアン・メロディックシンフォの新鋭2年振りの新作といったヴァラエティーに富んだラインナップとなっています。
 大御所セバスチャン・ハーディー以来のオーストラリアの熱気と感動到来と言わんばかりに、堂々たる21世紀ネオ・プログレの決定版を創作した“サザン・エンパイア”のデヴュー作は、哀愁の南十字星の夢と輝きよ今再びという思いの丈が込められた会心の一枚です。
 70年代イスラエル・プログレッシヴの伝説ツィンガーレにも匹敵するであろう、フロイド+キャメル影響下の驚愕の新鋭“アペルコ”のデヴューはプログレッシヴを心から愛する世代を越えた全ての方々に聴いて頂きたい至高の傑作です。
 混迷の21世紀中東諸国に一条の希望の灯を指し示す、平和と自由への希求そして現代(いま)を憂い慈しむ強いメッセージ性が込められた、全世界に向けられた今こそ聴かなければならない一枚でしょう。
 同国のミステリーにも追随するカナディアン・ネオプログレの新鋭“ヒュイス”待望の2作目は、メロディック・シンフォという範疇を越え、これからの新たな展望と理想形をも見据えたであろう紛れも無くターニングポイントに位置する意欲作に仕上がってます。
 風薫る初夏の時節、イマジネーションの大海と音の迷宮に集い奏でる孤高の楽師達の調べに暫し身を委ねてみて下さい…。

1.SOUTHERN EMPIRE/Same
   (from AUSTRALIA 2016)

画像       1.Show Me The Way/2.Forest Fire/3.Hold
      /4.How Long
      /5.The Bridge That Binds
        i.Don't Look Down/ii.The Bridge That Binds/
        iii.Before You Know It/iv.Turbulence/v.Show Me A Sign/
        vi.Undercurrents/vii.Let The River Run Red/viii.It All Depends/
        ix.The End Of My Days
      /6.Dreams & Machines

 オセアニアの哀愁の南十字星が21世紀の今再び神々しく輝き出したと言わんばかりに、4年前のセバスチャン・ハーディー完全復活作以来、久々にオーストラリアから新世代到来の予感すら抱かせる新進気鋭のニューカマーが登場した。
 2012年に惜しまれつつ解散した同国のユニトピアのキーボーダー兼マルチプレイヤーSean Timmsが、心機一転し一念発起の思いで新たに結成したサザン・エンパイアのデヴュー作。
 ユニトピア時代の名残を残しつつもSean自身がリスペクトしているドリーム・シアター、IQ、トランスアトランティックといった21世紀プログレッシヴの王道級バンドに追随するかの如く、画像28分強に及ぶ組曲形式の大作を含め全収録曲ともメロディック・シンフォとヴィンテージ・プログレそれぞれの王道を踏襲した良質なエッセンスが程良くブレンドされ、キャッチーな親近感溢れるメロディーラインに一朝一夕では為し得ないプロ意識で臨んだテクニカルでアーティスティックな感性を内包しつつも、アポリジニを思わせるネイティヴな旋律が顔を覗かせたりと徹頭徹尾聴き処満載な会心の一枚に仕上がっている。
 ゲスト参加のヴァイオリン、フルート、サックス、アフリカン・ドラム含むパーカッション群の好演も光っており、(おそらく初回プレス限定の特典と思われるが)スタジオクリップの模様を収録したDVDでの白熱のパフォーマンスは圧巻の一語に尽きる。
 前世紀のセバスチャン・ハーディーが持っていたアットホームでピースフルな雰囲気を彷彿させながらも、現代の作風に呼応した彼等のサウンドアプローチとカラーが今後どの様に進展し大化けするのか私達も注視していかねばなるまい。
                 

Web http://www.southernempireband.com/ 
    http://www.facebook.com/southernempireband/?fref=ts

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2.APERCO/The Battle
   (from ISRAEL 2016)

画像
       1.Intro/2.Focused/3.Another Day To Live
      /4.A Call For Submisson/5.The Battle/6.Euphoria
      /7.Delirium Before Lunch/8.Dissonant Sound Within
      /9.Horizon/10.Awaken

 ここ近年何かとキナ臭い情勢やらが報道で取り沙汰されている中東諸国であるが、今暫くの間そんな暗澹たる話題から離れて自由と平和な創作の世界に身を委ねてみてはいかがだろうか…。
 近年のサンヘドリンやイガヨンといった好逸材に続き、久々にイスラエルのシーンから登場の驚愕の新鋭を紹介せねばなるまい。
 2016年にデヴューを飾ったアペルコなるKey、G、B、Dsの4人編成で、フルートとサックスがゲストで参加しており、キーボードとストリングセクションによる重厚で荘厳なオーケストレーションで幕を開けるオープニングに思わず圧倒され、画像キャメルの『スノー・グース』ばりの抒情趣味溢れるフルート、果てはフロイドの『炎』或いは(好みの差はあれど)『鬱』や『対』ばりの泣きのギターとキーボードが心を打ち、平和を象徴しているかの如き一本の樹木と戦禍の傷跡を思わせる外壁といった何とも実に意味深でメッセージ性を孕んだ、まさしくアルバムタイトル通り中東のお国柄を反映した紛争への拮抗或いは平和への希求にも満ちた、音楽という武器で聴衆に問いかけようと言わんばかりな静かなる闘志を内に秘めた実に挑戦的で美しくも物悲しい、そして尚且つ味わい深くて一筋の希望の灯に向かって歩み続ける中東の人々の心情をも物語っているかの如く、さながら混迷の21世紀という現在(いま)を哀れみ憂いながらも慈愛に満ちた眼差しで切々と謳い上げている、文字通り中東プログレッシヴ史に於いて傑出した入魂作の一枚としてその名を刻み付ける事だろう。
 言うまでも無く必聴必至の傑作です。
                 

Web http://www.apercoband.com/en/home 
    http://www.facebook.com/apercoband/?fref=ts


3.HUIS/Neither In Heaven
   (from CANADA 2016)

画像
       1.Neither in Heaven/2.Synesthesia/3.Insane
      /4.Even Angels Sometimes Fall/5.Entering the Gallery
      /6.The Man on the Hill/7.The Red Gypsy/8.Memories
      /9.I Held/10.Nor on Earth

 2年前のデヴュー作『Despite Guardian Angels』が大好評を博した新鋭カナディアン・ネオプログレの旗手ヒュイス
 前デヴュー作にて幻想的なタッチで仄かにダークな趣を湛えた耽美で妖艶なアートワークが印象的だったが、今作の2ndもそれに匹敵するダークエルフの意匠が彼等の音楽性に眩い彩りと深遠なイマジンをリスナーの脳裏に色濃く刻み付けているかの様だ。
 デヴュー作が素晴らしい内容だった反面、個人的ながらも少々気になっていた多様な楽曲の詰め込み過ぎで冗長気味なマイナス面すら感じられたのは否めないが、画像今回はメンバー編成の若干の変動に加えてフルート奏者並びオランダのナイト・エリアのメンバーをゲストに迎え、整合性と統一感を重視し強固なまとまりが全曲の端々から滲み出ている会心の出来栄えを誇る一枚となっている。
 往年の中期ジェネシスをサウンドルーツに、マリリオンやアリーナといったブリティッシュ・メロディック系の第一級をリスペクトしつつ、それら影響下からの脱却への試みと目指すべき新たな目標をも見据えた意欲が垣間見える野心作となったと言っても過言では無い。
 21世紀ネオ・プログレ、そしてメロディック・シンフォが進むべき今後の展望と未来形を占う意味でも重要な意味合いと指針を秘めたターニング・ポイントとなるのかもしれない…。
                 

Web http://www.huisband.com/ 
    http://www.facebook.com/huisband/?fref=ts
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