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<<   作成日時 : 2016/01/29 15:24   >>

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 2016年今年最初の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 今年の初回を飾るのは、新たな年の幕開けに相応しい…21世紀プログレッシヴのこれからを背負っていくであろう、イギリス始めスペイン、アメリカから超有望株の期待の新星3バンドが出揃ったラインナップとなりました。
 イギリスからはジェネシス影響下の直系でブリティッシュ・プログレッシヴの王道と伝統を継承し、時代相応にスタイリッシュでアップ・トゥ・デイトされた美しいメロディーラインが魅力的な“アイ・アム・ザ・マニック・ホエール”が登場。
 早くも2016年のプログレッシヴ10選の一枚に名乗り上げる驚愕の完成度を誇り、今年必聴必至の屈指の一枚となるでしょう。
 久々のスペインからは、70年代の黄金期に匹敵する正統派スパニッシュ・プログレッシヴの王道復古と回帰を目指したであろう、カタルーニャ地方の新たな風と地中海の煌めきをも彷彿とさせる、かのアメーバ・スピリット以来のスパニッシュ新世代到来を告げるジャズロック系ニューカマー“アップル・スメル・カラー”に注目です。
 今もなお絶える事無く21世紀プログレッシヴのニューホープを輩出している…百花繚乱の如き活況著しいアメリカからまた新たな才気に満ち溢れた逸材が登場しました。
 ギターからキーボードまでを手掛けるマルチプレイヤーとドラマーの2人によるプログレッシヴ・デュオ“コートスウォース・ヘイ”のデヴュー作は、ラッシュ直系フォロワーながらもプログレッシヴHM/HRという枠には収まり切れないテクニカルでインテリジェントなメロディーラインが存分に堪能出来る秀作にして力作に仕上がっています。
 新たな一年の始まりに来るべき春の予兆に思いを馳せながら、期待の新星達の饗宴に是非とも触れてみて下さい。

1.I AM THE MANIC WHALE/Everything Beautiful In Time
   (from U.K 2016)

画像
       1.Open Your Eyes/2.Pages/3.Princess Strange
      /4.Circles(Show Love)/5.Clock Of The Long Now
      /6.The Mess/7.Derelict

 2016年、新たな一年の幕開けに相応しくイギリスから超強力な期待の新星がここに舞い降りてきた。
 アイ・アム・ザ・マニック・ホエールなる、あたかも人を喰ったかの様な長ったらしいネーミングのバンドであるが、ギター、ベース、キーボード、ドラムに専任のフルートという5人編成のラインナップ(フルートを除く4人がヴォーカルも兼ねる)で、ブリティッシュ・ロックの伝統と王道を継承した美しくもリリシズムを湛えたピアノに泣きのギターが織り成すメロディーラインの洪水が溢れんばかりに展開されている。
 ジェネシス影響下を謳いながらも、IQ始めビッグ・ビッグ・トレイン、デヴュー初期のイット・バイツといった面影すらも散見出来て、画像現代のデジタリィーな機材を使用しながらもハモンド、メロトロンといった往年の古式奥ゆかしい温もり溢れるサウンドを甦らせ、要所々々で21世紀のバンドらしく時代相応のアップ・トゥ・デイトな感覚がバランス良く活かされており、74分強に亘る長尺な収録時間をあっという間に聴かせる辺りは、一朝一夕では成し得ないベテランクラスの熟練技とメロディーメイカーたるコンポーズ能力とスキルの高さを物語っており、久しく忘れかけていたロックの持つ感動と純音楽への衝動を私達の心に再び呼び覚ましてくれるかの様な説得力すら滲み出ている。
 早くも今年2016年のプログレッシヴ10選候補に名乗り出た、ニューカマーの枠をも超越した彼等の登場に心から拍手を贈りたい。
 ところで…惜しむらくは彼等のバンドフォトが殆ど皆無なので、やむなくバンドのマスコットキャラのクジラ君のイラストで御勘弁願いたい(苦笑)。
                 

Web http://www.facebook.com/iamthemanicwhale/ 
    http://www.iamthemanicwhale.com/


2.APPLE SMELL COLOUR/Unscrupulousness
   (from SPAIN 2015)

画像
       1.Strings Field/2.I'm An Atom In The World/3.Mary Monster
      /4.Chris/5.Unscrupulousness/6.Boss Of Wizards
      /7.Oil Slick/8.Landscape/9.Blank look/10.Death In The Mirror
      /11.Eleventh Dimension

 スペインはカタルーニャ地方から新たな風の便りが届けられた…そんな予感すら抱かせる、かの6年前のアメーバ・スピリット以来の正統派スパニッシュ・ロックから久々の期待の新鋭アップル・スメル・カラーがめでたくデヴューを飾った。
 “林檎の匂いの色彩”というバンドネーミング通りの色鮮やかながらもややくすんだ色調が幾重にもコラージュされた一見するとポストロックの流れを汲む様な作風をも予見させる意匠ではあるが、時流の波とは常に無縁なスパニッシュ・シーンを物語っているかの如く…かつてのゴティック始めイトイスの持つリリシズムを伴ったエモーショナルなイマジンと相まって、画像御大のクリムゾン或いはコト・エン・ペルばりのヘヴィでアグレッシヴな旋律を奏でる様は、たおやかで眩い地中海のイマジネーションを湛えつつ、カンタベリー影響下の硬派で知性的なクールさと気概を纏ったジャズロックとが渾然一体となったブリリアントなサウンドスカルプチュアを構築している。
 スパニッシュの王道を受け継いだギターにキーボード、サックス、フルートの素晴らしい好演も然る事ながら、情感たっぷりに彼等の描く世界観を謳い上げるヴォーカリストの活躍にも要注目。
 スペイン語ではなく英語の歌詞というところで好みの差が分かれるところであるが、そんなマイナス面すらも補って有り余る南欧の哀愁の響き…もうこれこそまさしく紛れも無いスペインの音であろう。
                

Web http://www.facebook.com/AppleSmellColour/ 
    https://applesmellcolour.bandcamp.com/

3.COATSWORTH-HAY/A Matching Sense Of Truth
   (from U.S.A 2015)

画像
       1.Unspoken Messages/2.Is The Night/3.It's Always Something
      /4.Too Late/5.Wooden Box/6.Derived/7.1682 Doves
      /8. 4:14

 毎年雨後の筍の如く続々とアメリカン・シンフォニックを担う21世紀の新たな逸材が登場している昨今、新年早々またもや活きの良い前途有望な新鋭が世に躍り出た。
 ギター始めベース、キーボードまでマルチに手掛けるFernando SoteloとドラマーのJeff Maloneによるシンフォニック・デュオのデヴュー作。
 同国のStephen Speelman率いるテクニカル・シンフォ集団ユニフィード・パストにも相通ずるシンパシーを伴って
、クリムゾンやラッシュ、或いはビリー・シャーウッドのサーカからの影響すらも感じさせる唯一無比な音空間を構築する様は、最早プログレメタルやハードプログレ、果てはメロディック・シンフォ云々といった概念やらカテゴリーをも超越したミクロロゴス画像画像そのものを紡ぎ奏で形成する孤高の楽師そのものと言えよう。
 アメリカのバンドらしい名残をとどめたメロディーラインに親近感を抱かせるキャッチーなサウンドアプローチ(男性ヴォーカリストが数曲ゲストで参加している)ではあるが、お国柄ともいえる陽気な高揚感を抱かせる気風とは一切無縁な、幽玄でダークなシチュエーションを孕んだドラマティックな意匠通りの見果てぬ無限の地平線を凝視する眼差しにも似た、プログレッシヴ=思考する衝動をサウンドで体現した彼等こそ他ならぬ新世代の啓示者ではなかろうか…。
※YouTubeの動画関連が削除されてしまったので、下記のサイトからも御参照願います。
http://progcritique.com/2016/01/coatsworth-hay-a-matching-sense-of-truth/

Web http://www.facebook.com/coatsworthhayband/ 
    http://coatsworth-hay.bandcamp.com/

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