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<<   作成日時 : 2014/08/31 07:48   >>

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 8月最後の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 狂おしい様な猛酷暑と台風の影響による大雨による甚大な被害、そして今年も猛威を振るった落雷とゲリラ豪雨…と今夏もまた不安定な悪天候に泣かされましたが、日に々々秋の気配の到来を感じさせる穏やかな雰囲気が感じられる様になりました。
 “プログレッシヴの秋”の到来を予感させるかの如く、今回もまた個性派さながらの孤高のマエストロ達の秀逸の作品が出揃いました。
 昨年のデヴュー作が各方面で大絶賛されたイタリアのシンフォニック集団“アクティヴ・ヒード”待望の新譜2作目は、メンバーを補強してジェネシス・テイストを全面的に押し出した強固なバンドスタイルへと移行した、イタリアのイマージュとブリティッシュ・プログレのエッセンスが見事にコンバインした傑作に仕上がっています。
 久々のアルゼンチンからはシーンの充実ぶりを物語るかの様な、ブリティッシュ・ヴィンテージ系影響下のシンフォニック・トリオ“フォボス”のデヴュー作に要注目です。
 フロイドばりの泣きのギターに、バンクスカラーのキーボード群の織り成す南米ならではの異国情緒溢れるロマンティシズムの洪水に感動の溜息が出ること必至です。
 活況著しい今年の日本のシーンから、マルチプレイヤーHisaが核のシンフォニック・プロジェクト“アクセプト”4作目の新譜が到着。
 最高傑作でもある前作3rdを経た待望の今作は、シンフォニックとアンビエントの大海に身を委ねるかの如く…まるでデヴュー時の原点回帰に立ち返った様な彼自身のエモーショナルなヴォーカルをメインにした、歌物系のロックでアーティスティックな趣に主眼を置いた意欲作となっています。
 初秋の月夜の下、貴方(貴女)の目と耳で匠達の紡ぐ音色に存分に酔いしれて下さい…。


1.ACTIVE HEED/Higher Dimensions
   (from ITALY 2014)

画像
      1.The War Of Tempos/2.Far Escape/3.A Little Bit Expired
     /4.Gaps In Time/5.Multiple Replies/6.The Numbers Of God
     /7.Crop Squares/8.A Pet Called Prime/9.No Speed Limit
     /10.Kick‐ass Grammar/11.Ternary Level One
     /12.Not Left And Not Taken

 ミラノ在住の詩人にして作曲家(恐縮ではあるが私自身の友人でもある)のUmberto Pagniniを中心としたシンフォニック集団アクティヴ・ヒードの第2作目。
 美麗な意匠のジャケットと手作りの温もりすら伝わってくる牧歌的でアーティスティックな感触、イタリアの眩い陽光と紺碧の地中海といったイマジネーションをも想起させる作風で、世界中のプログレッシヴ・ファンから大好評を得た昨年のデヴュー作からインターバルを置かずに異例の早いスパンでリリースされた今作だが、ややもすれば突貫工事をも思わせるやっつけ仕事で製作されたのではといった懸念を抱いてしまいそうになるが、そんな不安や危惧を良い意味で思いっきり裏切るくらい、『月影の騎士』〜『トリック・オブ・ザ・テイル』期のジェネシス愛に満ち溢れたプログレッシヴ・スピリッツ全開のとても素晴らしい会心作に仕上がっている。画像
 前作で感じられた有志達の集まりを思わせるカンタウトーレ風+アコースティックな印象から一転して、硬派でゴリゴリなヴィンテージ感満載の徹頭徹尾バンド・スタイルの重厚なシンフォニック・ロックへと移行した本作品、ムーン・ガーデンやマンガラ・ヴァリスといったブリティッシュ・スタイルのイタリアン・バンドを渡り歩き、今作から参加したサウンドの要ともいえるキーボードとベースのCristiano Roversiのプロデュースとアレンジの手腕に依るところが大きいと言っても過言では無い。
 実物かどうかは定かではないが怒涛の嵐の如く響き渡るハモンドとメロトロン始め、心の琴線に触れる様なハケット調の12弦ギター…etc、etc、同国のウォッチに迫るかの様なテンションの高さに、感動の溜息と共に思わず拳を力強く握ってしまいそうになる。
 今回同様のサウンドスタイルを維持し永続していくのであれば、次回作はまた更にとてつもない傑作に大化けするそんな予感すら抱かせる。必聴作!

Web http://www.activeheed.com/
    https://www.facebook.com/ActiveHeed




2.FOBOS/Same
   (from ARGENTINA 2014)

画像
      1.Aurora/2.El Sol Ya No Está Acá/3.Vuelta Atrás
     /4.Gran Señor Tretas/5.Mi Oscuro Fantasma/6.Amanecer
     /7.Ángel De La Guarda/8.Legado/9.Hay Luz

 70年代から今日に至るまでブラジルと共に南米プログレッシヴの片翼を担っているアルゼンチンのシーン。
 前世紀での一時期の低迷期を乗り越えて、現在もなお新たな才能の息吹が目覚めつつある昨今であるが、ここにまたアルゼンティーナ・シンフォの未来を担うべく期待の新世代が登場した。
 ジェネシス、ピンク・フロイドからの強い影響下という触れ込みでめでたくセルフリリースによるデヴューを飾った
フォボスは、画像キーボード、ギター、ベースによるトリオ編成で、ドラムは収録曲によって3人が交代しながら担当しているという変則的なスタイルである。
 ファンタジックでダークなカラーの意匠のイメージと寸分違わぬ、ギルモアばりのエモーショナルな泣きのギターにバンクス影響下のオルガンにメロトロン、シンセ、時折ハッとさせられる瑞々しくも美しいピアノの調べ、そしてスペイン語のエキゾチックなヴォーカルが織り成す夢幻音楽絵巻はヴィンテージ系プログレの趣を持ちながらも、21世紀プログレが持つメロディアスな親近感と良い意味でどこか突き抜けたかの様に明るいライトでメロウな感覚が、温故知新の言葉通り聴く者の脳裏にどこか懐かしくて新鮮な感動と驚きを呼び起こすことだろう。
 自主リリースという制約上、如何にも素人っぽい録音技術の甘さというマイナス面こそ否めないものの、それらを補っても余りある位の音楽スキルとコンポーズ能力、そして非凡なセンスの高さに、今後の彼等に寄せる期待感は日増しに大きくなってくる。
 同国のネクサス、ジネテス・ネグロス、レトサム・サリフ、新進のウラニアンに追随すると共に、前出の彼等とはまた違った独自の道へと一歩踏み出したばかりの記念すべき軌跡の始まりである。

Web https://www.facebook.com/fobosrock


3.ACCEPT/Perpetual Flow
   (from JAPAN 2014)

画像
     1.Perpetual Dance/2.Bridge(War Song)/3.To The Self
    /4.Hold On To Your Love/5.Flashback/6.Don't Cry Anymore
    /7.When The Night Comes/8.As Time Goes By/9.Snowflake
    /10.Beyond That Hill

 2007年のデヴュー作『Silver Moon』以降、2009年『Mobius』、そして最高傑作でもある2012年『TAIJI ‐Confrontation‐』と、不定期ペースながらもコンスタンスに作品をリリースしてきた、ポストMr.シリウスの名を欲しいままにしているマルチプレイヤーのHisaことアクセプト(同名のHM/HRバンドとは全く違う)の、本作品は2年振りの通算4作目の新譜である。
 宗教的な趣と難解なテーマが色濃かった素晴らしい前作から打って変わって、今回はデヴュー時の原点回帰と言わんばかり…彼のヴォーカルを主体とした良質で心地良い大人のポップスに裏打ちされた歌物的なカラーが全面に出ている意欲作に仕上がっている。
画像 サポートのギター&ベースの素晴らしい好演も然る事ながら、歌物系ながらも流石アクセプトならではのシンフォニックでアンビエントな楽曲の持つクリアで研ぎ澄まされた音世界は不変にして健在であり、時折意表を突いたかの如くインサートされるアヴァンギャルドなサウンドコラージュとが渾然一体となった、あたかも音の迷宮に誘われる様なミステリアスさと、水晶の様な煌きを伴った天空を駆け抜ける疾走感とスリリングさに、感動と理屈をも超越した悟りの境地とも言うべき“極(きわみ)”すらも禁じ得ない。
 今どきの大メジャーな音楽配給会社が商魂ミエミエで特典付きだとか握手券付きでセールス至上主義の愚行を繰り返している御時世とは完全に背を向けて離反した、芸術に根付いた音楽家という男の姿勢の潔さと気概にただただ感服するばかりである。
 個人的な意見で恐縮だが3曲目のフロイド+コスモス・ファクトリー調を思わせる3曲目なんかすごく好感が持てる。
 この場をお借りして…Hisaさん今回もまた素晴らしい作品を有難う!

Web https://myspace.com/acceptsilvermoon
    https://www.facebook.com/ACCEPT2012 

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