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zoom RSS 21st Century Progressive New Face

<<   作成日時 : 2009/04/29 13:55   >>

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 GW真っ只中、皆様如何お過ごしでしょうか…。新年度第一弾の「21st Century Progressive New Face」をお送りします。
 新年度第一弾に相応しく、ベルギー、アメリカ、アルゼンチンからまたしても強力な新鋭達が揃いました。
 久々のベルギーからは同国の大御所マキャベルから多大な影響を受けた“ネオ・プロフェット”。往年の欧州的リリシズムと現代的(都会的)なセンスが見事にコンバインした、デヴューにして今後を期待させる注目株です。
 アメリカの“エヴリィ・ワーキング・アワー”は初期ジェネシス始めスティーヴ・ハケットの一連の作品といった正統派シンフォニックの王道を継承しつつ、アメリカンなイマージュとヴィジョンが違和感無く融合した意欲作に仕上がっています。
 南米シンフォニックの宝庫アルゼンチンから登場の“レットサム・サリフ”は同国のネクサスの後継ともいえる、メロディック・シンフォとプログレッシヴHR/HMをベースとした唯一無比の音世界を展開しています。シンフォニック・ファンのみならずプログレ・メタルファンなら必聴作とも言えるでしょう。
 新緑が映え風薫る季節に身を委ねながら、新鋭達の紡ぐ音宇宙に耳を傾けてみませんか…。

1.NEO-PROPHET/Monsters
   (from BELGIUM 2008)

画像     1.The Truth/2.The Vast Machine/3.(March Of The)Boneless
     /4.The Blessed One/5.Man Without A Name
     /6.Song X/7.911 Pianoid
     /8.The New Prophet(I:The New Prophet/II:Monsters/III:A Lonely One
      /IV:Revelations/V:The Pilgrimage/VI:My Stone Of Life)

 ダリやマグリットを思わせる、如何にもといった感のカヴァーに包まれたベルギーの新鋭“ネオ・プロフェット”。ヴォーカリストを兼ねるBに、G、Ds、Keyから成る基本的な4人編成に、数名のゲストプレイヤーを迎えた、カヴァーの意匠から録音、演奏技量に至るまでとても自主リリースとは思えない位に新人離れした、素人臭さが皆無なあくまでプロの仕事を意識したデヴューながらにして快作(怪作)、並々ならぬ野心作と言える。画像
 同国の大御所マキャベルから多大な影響を受けたであろう正統派の継承者にして、本デヴュー作品から感じられるのは、『Jester』や『Mechanical Moonbeams』期のダイナミズムとリリシズムに、『Urban Games』期のタイトさとポップ感覚が良い意味で加味された、時代感覚に呼応した非常に聴き易いアップ・トゥ・デイトな感触を兼ね備えた、ラジオでオンエアされても…カーステレオから流れても何ら違和感が無い位サラリと耳に入ってくる。
 その上一曲一曲が鮮烈なインパクトで曲作りの上手さと度合いが強い上、聴き終えても何かしらのワンフレーズが耳にこびり付いて印象を高めているから、ベルギー出身なのにオランダのバンド並みの人懐っこさがあるのも特色と言えよう。
 リリカル・シンフォニックな高揚感に、ハードエッジでヘヴィな重量感、都会的でおしゃれ感覚なポップス感といった多彩な側面を持った、ミスティックなアートとは裏腹にプログレッシヴにしてメジャー指向を意識したかの如く、広範囲に“外界”へと向けられた、何とも心地の良い開放感が作品を通じて伝わってくる。
 特に5曲目と7曲目の流れが素晴らしい!必聴作。

2.EVERY WAKING HOUR/Writing On The Wall
   (from U.S.A 2009)

画像     1.At Any Price/2.The King Is Dead/3.Arrivederci
     /4.Spotlight/5.Where The River Flows/6.Conspiracy Of Silence
     /7.Over Now/8.Writing On The Wall

 「勤労は美徳」と言わんばかり、何とも意味深な…一見ややもするとプロパガンダ的な思惑を秘めた貼り絵の意匠と思えるが、彼等 “エヴリィ・ワーキング・アワー”は、純粋に正統派シンフォニック・ロックの王道を追求するプログレッシヴ・デュオである。
 共通してジェネシス、スティーヴ・ハケットのファンでもあり、イエス、クリムゾン、GG、果てはマイク・オールドフィールドやラッシュ…等を愛聴していたTim Kestle(All‐G、B、Per、Vo…etc)と、Paul Mclean (Key、Per、Vo)の両名をメインに数名のゲスト(Vo、Ds、Syn)を迎えて製作された、世界各国に数多く存在するジェネシス・フォロワーの中でも上位に位置する完成度を持った部類といえよう。
 この手の類に感じられる多重録音作品独特の堅苦しさが全く皆無で、デュオ・プロジェクトながらも完全にバンド・スタイルとしての気迫とシンパシーが熱い位に伝わってくる。
 イギリスのウィローグラスと対を成す存在ともいえよう。アメリカン・シンフォのアーティスティックな良心が垣間見える好作品…プログレッシヴ・ロックを愛して止まない者達だからこそ出来る音楽がここには存在している。

3.RETSAM SURIV/Exegesys
   (from ARGENTINA 2009)

画像     1.Estigma/2.Lombardia/3.Exegesys
     /4.Recuerdos De Traicion/5.Lluvia De Estrellas/6.Triste Final
     /7.Bajo Tu Dominio/8.Reflejo/9.Osmosis

 現代を生きるアルゼンチン・シンフォの雄ネクサスの後に続けとばかり、期待を一身に背負ってデヴューを飾ったレットサム・サリフ”。作詞作曲を手掛ける才媛でもある女性ヴォーカリストVilma Del Giorgioと何らかの血縁関係(夫婦関係か?)でもあるKey奏者のCristian Del Giorgioをメインに、G、B、Dsを加えた5人編成だが、1曲目〜4曲目までと、5曲目〜9曲目までのG、B、Dsが違っている。(特に前任ベーシストでバンドのもう一つの要とも言えるPablo“Calco”Morardの存在は大きい)画像
 …とは言いつつも作品全体(全曲)のポテンシャルは決して落差が無いので、徹頭徹尾ハードエッジな側面と、エニド或いはリトル・トラジディーズばりにオーケストレーションされたキーボードの分厚い音の壁、時にソウルフルに時にメランコリックに歌い上げるVilmaの存在感…どれを取っても無駄が無い、近年のアルゼンティーナ・シンフォニックにおいて比類無き完成度を誇る、ある種エポック・メイキングな趣を湛えた大いなる収獲とも言えよう。
 Key奏者のCristianの類稀なる非凡な才能、作曲の上手さと卓越したコンポーズ能力は特筆すべきである。ここにまた次世代のアルゼンチンのシーンを担う才能が登場した事を心の底から喜びたいと思う。
 シンフォニック・ファンはもとより、メロディック・ロック、プログレ・メタルのファンにも是非共聴いて頂きたい、まさしく会心の一枚である。昇天!

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