幻想神秘音楽館

アクセスカウンタ

zoom RSS Monthly Prog Notes

<<   作成日時 : 2018/05/31 16:39   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 5月最後の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 新緑映え風薫る5月から爽やかな夏空と鬱陶しい梅雨が同居したイメージの6月へ…そんな季節の移り変わりに相応しく、今回お送りする21世紀プログレッシヴ3枚のラインナップも、天高く翔ける様な開放感を伴った爽快さと陰影を帯びた哀愁と抒情性を兼ね備えたマエストロ達、三者三様の魂の響宴が堪能出来る事でしょう。
 久々のブリティッシュからは2年前の暮れ彗星の如くデヴューを飾り瞬く間に話題と注目の的となったESPが、デュオスタイルのプロジェクトから心機一転、ヴォーカリストとベーシストを正式メンバーに迎えたバンドスタイルで、2ndアルバムの意も込められたプラス・ヴァージョンアップしたバンドネーム“ESP(イー・エス・ピー) 2.0”として前作以上にパワーアップし再び私達の前に帰って来ました。
 クリムゾン、ジェネシスといった大御所の影響下とリスペクトをも遥かに超越し凌駕した、孤高で唯一無比の彼等の世界観と荘厳で重厚な音の壁のスケールはまさに必聴必至の傑作に仕上がってます。
 先月のユカクロの新譜に続きジャパニーズ・プログレッシヴから、また新たなる必聴の傑作が届きました。
 関東圏で随一のノヴェラ=シェラザード影響下を誇るプログレッシヴ・ハード系の雄“エンジェルズ・ラダー”の新譜3作目は、ヴォーカリストとキーボーダーを除くメンバーが一新され今まで以上にプログレッシヴとメロディック・シンフォの色合いが濃くなった、かのタイ・フォンに近いシンパシーすら抱かせる素晴らしいメロディーラインも然る事ながらアートワークも秀逸な傑出した一枚となっています。
 イタリアからは久々のニューカマーのデヴュー作が到着しました。
 一見何やら妖しげな雰囲気の意匠に包まれた“オーヴァーチュア”なる新鋭のデヴュー作ですが、イラストのイメージとは相反して70年代レジェンドのクエラ・ベッキア・ロカンダ始めイル・パエーゼ・ディ・バロッキ、果てはかのロカンダ・デッレ・ファーテをも想起させる泣きと抒情のメロディーラインが、伝統と革新が融合した21世紀イタリアン・ロックらしい新世代のサウンドアプローチとスタイルで奏でられ、聴く者の心と魂が揺さぶられること必至でしょう。
 再び巡ってくる梅雨空の憂鬱さと夏空の燦々と降り注ぐ暑さをも忘れさせてくれるであろう、ハートウォーミングでどこかクールな旋律と音世界に暫し身を委ねて下さい…。

1.ESP 2.0/22 Layers Of Sunlight
   (from U.K 2018)

画像
       1.God Of Danial
         ii )The Code
      /2.Algorithm/3.22 Layers Of Sunlight/4.Ride Through Reality
      /5.Smiling Forever
      /6.Butterfly Suite
         i )Don't Let Go / ii )Caught In The Net / iii )Travelling Light
      /7.Sensual Earth/8.Gunshot Lips/9.The Ballad Of Broken Hearts

 2年前突如彗星の如くデヴューを飾り、その翳りと抒情に満ち溢れた伝統的な正統派ブリティッシュ・プログレッシヴの王道を継承した作風で、瞬く間に話題と評判を呼び今やアイ・アム・ザ・マニック・ホエールと並んで一歩二歩も傑出した存在へと上りつつあるESP(イー・エス・ピー) 2.0
 復活再結成を果たしたブラムストーカーの今や片腕的存在となったTony Loweのスコアとコンポーズを主導に、1991年から2003年までプロコル・ハルムに在籍していたドラマーMark Brzezickiによるデュオスタイルに、多才なゲストプレイヤーを迎えてスタートしたプログレッシヴ・プロジェクトな趣の前デヴュー作から2年振りの新譜に当たる2ndの今作では、画像サウンドクオリティー含め完成度が格段に向上しているのも然る事ながら、正式なヴォーカリストとベーシストを加えた完全バンドスタイルに移行し、バンドネーミングも心機一転新たに“2.0”へとプラス・ヴァージョンアップされ、もはや前作で感じられたジェネシスないしクリムゾン直系の古色蒼然としたヴィンテージ・プログレッシヴマインド…或いはサウンドリスペクトによる構築と再興をも凌駕した、自らの不退転にも似通った決意表明すら窺い知れる。
 仄暗いリリシズムと陰影を帯びた泣きのギターからオルガン始めメロトロンまでに至るキーボード群を縦横無尽マルチに手掛けるTonyの才能と音楽理想形は今作に於いても絶好調に冴え渡り、改めて何度も繰り返し耳にする度に溜飲の下がる思いですらある…。
 70年代ブリティッシュ・ロックの息吹きと21世紀プログレッシヴが持つ(良い意味で)斬新な煌きと革新的で且つ非凡なメロディーセンスが徹頭徹尾に際立っており、本作品を無駄な捨て曲一切無しの必聴必至な最高傑作へと押し上げている。
 メロディック・シンフォとは完全に一線を画した21世紀スタイルのブリティッシュ・プログレッシヴ至高の一枚…大英帝国、まだまだ捨てたもんじゃない!
                 

Web http://esp-2.com/ 
    https://www.facebook.com/ESP.InvisibleDin/


2.ANGEL'S LADDER/Third Stage
   (from JAPAN 2018)

画像
       1.Paradise/2.Youthful Days/3.Still
      /4.風は南から/5.Night Line/6.Free Way
      /7.Night Flight/8.Comeback To The Memories
      /9.Calling You/10.追憶の日々

 関東エリアでは数少ないノヴェラ=シェラザード影響下の正統派プログレッシヴ・ハード系バンドの雄として絶大なる人気を誇っているエンジェルズ・ラダー
 読んで字の如しのタイトル通り…今作は実に4年振りとなる通算3作目の新譜に当たり、ヴォーカリストのMaxとキーボーダーの岸本を除きギターとリズム隊が一新され、デヴューから前作にかけて大なり小なり感じられたノヴェラ・フォロワー(或いはリスペクト)という変なプレッシャーや気負い感から完全に脱却し、極端なプログレッシヴ・ハード寄りな方向性から一線画した形で自らが本当に目指したい音楽性へと立ち返った、良い意味で本腰を入れてプログレッシヴなポジションに歩み寄った好作品に仕上がっている。画像
 イエスないしキャメル、果てはタイ・フォンに近いシンパシーをも抱かせる甘美で歌心溢れるエモーショナルなメロディーライン、緩急自在で動と静のサウンドイメージを弾きこなすギターワークの好演も然る事ながら、荘厳さを兼ね備えつつ良質で心の琴線に触れるポップなセンスが光るキーボード、繊細さと力強さが隣り合ったベースとドラム、そしてMaxのハイトーンヴォイスが渾然一体となったシンフォニック・ノベルに耽るうちに、いつしか時が経つのを忘れてしまいそうになる。
 昨今のブリティッシュ・メロディックシンフォのエッセンスとジャパニーズ・プログレッシヴの純粋なスピリッツが見事にコンバインした秀逸な一枚であると同時に、ファンタスティックで素晴らしいアートワーク(女性ベーシストReiko嬢のトータルディレクションによるもの)から想起されるかの如く、彼等の心機一転或いは再出発という意味合いが込められたターニングポイントと成り得るであろう。
 2ndに収録された彼等の代表曲「追憶の日々」がリレコーディングされ、前より以上にシンフォニックな作風になっているのも嬉しい限りである。
 次回作では更なる飛翔と躍進が期待出来るそんな予感さえ覚える。
                  

Web https://www.angelsladder.net/ 
    https://www.facebook.com/angelsladder.progrehard/               

3.OVERTURE/Same
   (from ITALY 2018)

画像
       1.Intro/2.Lux Et Ombra/3.Il Mendicante
      /4.A Deer In The River/5.Crop Circles/6.Ephesia's Chime

 幽玄にして妖しげな紅い月明かりに照らされた不穏な雰囲気漂うアートワークに包まれて、21世紀イタリアン・ロックからまた更なる期待の新星が降臨した。
 サルデーニャ出身の新進気鋭オーヴァーチュアのデヴュー作こそ、ミスティックな感の意匠ながらもPFM始めバンコ、アレア、更にはフロイド、ジェスロ・タル、ジェネシス、クリムゾン、キャメル…等といった幾数多もの大御所プログレジェンド達からの洗礼を受けたであろう、純粋無垢なイタリアン・ロック愛とプログレッシヴ・ロック愛が全曲の端々から感じ取られ、画像イタリアならではの感性豊かな歌心(曲によって伊語と英語で歌い分けている)と、クラシカルでリリカルなピアノとアコギ、そしてフルートの調べにゲスト参加のヴァイオリン、朧気ながらも束の間の夢見心地な浮遊感と幻想美にいつしか身を委ねてしまいそうになる…。
 初々しさと隣り合わせに新人離れで卓越した演奏技量という絶妙さが垣間見えるアンビバレンツな魅力と相まって、決して70年代ヴィンテージな作風に歩み寄る事無く、あくまで自国のアイデンティティーとマインドに裏打ちされた時代相応なイタリアン・ロックを構築せんとする真摯な姿勢に、改めて彼等自身の所信(初心)表明にも似たプログレッシャーたる決意とプライドが心揺さぶり胸を打つ。
 5曲目からラスト6曲目にかけての流れが特に素晴らしく、かのイル・パエーゼ・ディ・バロッキの唯一作にも通ずる、夢から覚めた儚さというか憂いが心に染み入り目頭が熱くなってしまう。
 先だって紹介した同国の新鋭プルリマ・ムンディやハムネジアに続く、次世代を担うであろう旗手の登場に心から拍手を贈りたい。
                 

Web https://www.youtube.com/channel/UC87umSy25iyaMKVf6b5D4dQ 
    https://www.facebook.com/overtureprogressiverock/

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
Monthly Prog Notes 幻想神秘音楽館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる