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<<   作成日時 : 2017/02/27 13:24   >>

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 2月終盤の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 厳寒の今冬から日に々々春の兆しが感じられる昨今ですが如何お過ごしでしょうか。
 今回は久々にイタリアン・ロックから春の兆しを祝福するかの如き秀逸にして傑出したラインナップ3作品が出揃いました。
 2017年最初の目玉とも言うべき必聴必至の要注目作にして、かねてから噂に上っていた70年代中期イタリアン・ロックのレジェンド“マクソフォーネ”の実に42年振りのスタジオ最新作は、再結成以降…長年のブランク云々すら微塵に感じさせないイタリア国内並び初来日公演での気迫漲るライヴパフォーマンスを経て、変に気負う事無くのびのびとじっくり時間をかけて製作されただけあって、75年の時とはまた違った新生マクソフォーネの現在進行形ともいえる片鱗すら窺えます。
 注目のイタリアンの新鋭2バンドも充実した内容満載で聴き応え抜群の内容を誇っています。
 04年の結成からシングルリリースを経て漸く正式なデヴューアルバムを完成させた、クラシカル且つシンフォニックなヴァイオリンが劇的荘厳に奏でられる“プルリマ・ムンディ”の創造するサウンドファンタジーはリスナーの心の琴線に触れる事必至です。
 片や本場地中海の様々な表情とイマジネーションを湛えたジャズロックの新鋭“アクア・リベラ”のデヴュー作も必聴と言えるでしょう。
 ゆったりとした感触ながらも動と静の緩急変幻自在なサウンドワークと、たおやかで甘美溢れるムーディーなメロディーラインが存分に活かされた、ヴィジュアルな感覚すらも垣間見える意欲作に仕上がっています。
 冬の終わりを高らかに告げるであろう、匠達が奏でる渾身の調べに暫し耳を傾けて下さい…。

1.MAXOPHONE/La Fabbrica Delle Nuvole
   (from ITALY 2017)

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       1.Un Ciclone Sul Pacifico/2.Perdo Il Colore Blu
      /3.Il Passo Delle Ore/4.La Fabbrica Delle Nuvole
      /5.La Luna E La Lepre/6.Estate '41
      /7.Nel Fiume Dei Giorni Tuoi Capelli/8.Il Matto E L'aquilone
      /9.Le Parole Che Non Vi Ho Detto

 75年にバンド名を冠した唯一作をリリースし、今やイタリアン・ロック史を語る上で最高傑作でもあり名作・名盤として数えられる様になった、栄光の誉れ高いレジェンド級ビッグネームのマクソフォーネ
 悠久の川面を小舟で漂い夢幻世界の如き見果てぬ地を目指す印象的な意匠から、舟乗りの入れ替わり=バンドメンバーの変遷を経て、長い舟旅の末にモンサンミッシェルを思わせるロマンティックな古城を彷彿とさせる新天地に漸く辿り着いたであろう…物語の第二章をも想起させる実に意味深な42年振りの新譜は、本格的な復活劇に相応しいベテラン選手らしい威風堂々ながらも、マクソフォーネらしい繊細さとリリシズムといった持ち味が少しも損なわれていない、従来通りのクラシカルで且つジャズィーな風合いと時代相応にアップ・トゥ・デイトされたモダンで良質なロック&ポップスなセンスとが同居した、良い意味で21世紀スタイルを踏襲した近年の復活組でもあるアルファタウラスやチェリー・ファイヴ…等の新作と並ぶ至高のマストアイテムとも言っても過言では無い必聴必至の好作品に仕上がっている。画像
 2人のオリジナルメンバーAlberto RavasiniのヴォーカルとSergio Lattuadaのキーボードワークをひと度耳にしただけでかつてのマクソフォーネワールドが貴方(貴女)の脳裏に再び色鮮やかに甦る事だろう。
 ブラスセクションのパートこそ無いものの、それを補っても余りあるヴァイオリンのパートを含めた新たなメンバーの好演の素晴らしさも然る事ながら、改めて彼等自身もGGの影響下であるということを窺わせるメロディーラインがところところ散見出来て、思わずニヤリとしながらも微笑ましさを感じずにはいられない。
 20世紀に続き21世紀でも素敵で最高な一枚を有難う!
                 

Web http://www.maxophone.com/ 
    https://www.facebook.com/Maxophone/


2.PLURIMA MUNDI/Percorsi
   (from ITALY 2016)

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       1.Eurasia/2.E mi Vedrai…Perte/3.L.…Tu Per Sempre
      /4.Male Interiore(La Mia Età)
      /5.L.…Tu Per Sempre(Single Version)*Bonus Track

 長年プログレッシヴ・ロックのファンで良かったなぁと思える事は、いきなり何の前触れも無く思いがけない素敵な出会いがあるという事だろうか…。
 90年代のエリス・プルヴィアのデヴュー作をも連想させるであろう…仮にもし耳と感性の肥えたプログレッシヴ・リスナーの方々が店頭で目にしたら思わず手に取ってしまいそうな意匠であろう。
 素朴で美的な水彩の線描画…ややエロスを醸し出したロマンティックなアートワークに包まれたプルリマ・ムンディ、04年の結成から09年のシングルリリースを経て今作が事実上フルレングスのデヴュー作となる。
 バンドリーダーで全曲のスコアを手掛けたMassimiliano Monopoliのクラシカル&シンフォニックで高らかに響鳴する荘厳且つエレガントなヴァイオリンに加え、高貴でクリスタルな美声のイタリア語の女性Vo、画像バンコ影響下のキーボード、力強くも繊細なギターにリズムセクションの好演とが相まって、70年代の古き良き時代のイタリアン・ロックが持っていた抒情とパッションを21世紀の現代に見事継承した、大いなる未知数と可能性を秘めた至高の逸材登場に胸の高鳴りと共に心は天空に舞い上がらんばかりである。
 21世紀のイタリアン・ロックでありながらも決して現代風な感覚だけに寄り掛かっていない、イタリア人のアイデンティティーとリリシズムを大切にしつつ非凡なまでの芸術的センスと美意識が花開いた、束の間の夢物語にも似た極めて純粋無垢なささやかな贈り物に他ならない。
 21世紀イタリアン・ロックの歩みにまた新たな一頁が加わった最高傑作の登場である…。
                 

Web https://www.facebook.com/groups/108725390582/


3.ACQUA LIBERA/Same
   (from ITALY 2016)

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       1.Tempi Moderni/2.Nautilus/3.Alla Luce Della Luna
      /4.Mr. Lou/5.Marcina/6.Sans Tambour Ni Musique
      /7.Quo Vadis/8.Prog Mood

 イタリアン・ジャズロックフィールドから久々にがっしりと手応えを感じさせる期待の新鋭が登場した。
 70年代から数々のバンドを渡り歩き地道にセッションを積み重ねてきたベテランギタリストのFabio Bizzarri、同じく音楽経験の長いベーシストFranco Caroni (2人は今作の共同プロデュースも兼ねている)、21世紀イタリアン・プログレッシヴバンドのプロフュージョンのキーボーダーJonathan Caradonna、そしてドラマーMarco Tosiによる強固な鉄壁の4人組、その名はアクア・リベラ待望のデヴュー作である。画像
 幾分地味目なフォトグラフを引用したアートワークではあるが、それを差し引いても肝心要の流麗で且つ重厚な音楽性は、往年のアルティやペリジェオといった…大らかで碧き地中海の風と波涛をも想起させるプログレッシヴ・ジャズィーなフィーリングとイマージュを21世紀の今日まで脈々と継承し、動と静・柔と剛といった緩急な音の強弱を上手く使い分けた変幻自在なサウンドワークとメロディーラインは、私を含めこの手のイタリアン・ジャズロック系の新鋭を欲していたリスナーには堪らないところであろう…。
 大御所アレアばりのアヴァンギャルドな路線を期待するには些か不向きではあるが、メンバー自身も変に肩に力を入れず真摯で且つ柔軟な姿勢で感性の大海原をゆったりと漂いながら自らの音楽を心ゆくまで楽しんでいるかの様ですらある。
 全曲インストオンリーではあるが、目を閉じる度に不思議と詩的で映像的なヴィジュアルすらも堪能出来る傑出した魅力も特筆すべきであろう。
                 

Web https://www.facebook.com/AcquaLiberaSiena/?fref=ts

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