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<<   作成日時 : 2016/12/23 22:16   >>

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 2016年今年最後の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 今回は一年間の総括という意味合いに相応しい豪華なラインナップが出揃いました。
 ちなみに今回紹介する3作品共、今月大晦日当ブログにて発表される「Progressive Award 2016」で正式にノミネートが決まったもので、今回の「Monthly Prog Notes」はある意味その予告篇とも取れる前哨戦的な趣向となってます。
 21世紀ウクライナ・シンフォニックの代表格でもある“カルファゲン”の昨年に続く通算8作目の新譜は、アートワークからサウンドコンテンツに至るまで、今までの全作品中最高にして最上の完成度を有した決定版ともいえる、まさしく宇宙と神々の領域にまで踏み込んだ意欲作に仕上がっている必聴作です。
 バルト三国のエストニアからはイエスやGG影響下の驚愕なるニューカマー“ポージャ・コーン”のデヴュー作が堂々のお目見えです。
 まるで温故知新を絵に描いたかの如き70年代黄金期のヴィンテージ系プログレッシヴを継承した、ブリティッシュ直系正統派にしてロックの王道を地で行く堅実で温かみのあるスピリッツは、新旧のプログレッシヴ・ファンをも唸らせる事必至です。
 イタリアからは3年振りの通算第4作目をリリースした実力派“パンドラ”の結成10周年の記念作品です。
 10年の節目とアニヴァーサリーな趣を持たせた内容で、彼等がデヴューする以前のレパートリーの再録含め、多大なる影響を受けたジェネシスやバンコ、イエスといった大御所への敬意とリスペクトを込めたカヴァー曲をメインに回顧録的な意味合いながらも、聴き手にも何かしら不思議な余韻をも与える万人のプログレッシヴ・ファンへの素敵な贈り物となるでしょう。
 今年も残すところあと僅か…2016年の終盤に際し、来るべき新しい年への期待と希望、そして一年間の感謝を込めて、輝かしきマエストロ達の饗宴をお届けします。

1.KARFAGEN/Spektra
   (from UKRAINE 2016)
   ※ Progressive Award 2016ノミネート作品

画像       PHASE 1
        1.Spektra/2.Troy/3.Transaleatorica II/4.Terra Incognita
       /5.Celebration/6.Homonymous (Part 1)/7.Angel Tears
       PHASE 2 〜 OLYMPIA (Quadrology)
        8.Zeus/9.Dionis/10.Poseidon/11.Aurora
       /12.Homonymous (Part 2)
       PHASE 3
        13.Dios Pyros/14.Natural Charm/15.Eye Witness
       /16.Juggler And The Cloud (Studio Live)

 今やイタリアのFabio Zuffanti 、そしてスウェーデンのRoine Stoltと並ぶワーカホリック系プログレッシヴ・アーティストとしてすっかり板に付いた感を抱かせるウクライナのAntony Kalugin。
 ホグワッシュを始めサンチャイルドのブレーンでもあり、更には今年センセーショナルなデヴューを飾った同国ウクライナ発の驚愕なる新鋭モダン・ロック・アンサンブルへの全面的なバックアップに携わりながらも、彼自身のホームグラウンドと言っても過言では無いカルファゲンこそが本領発揮の場である事によもや異論はあるまい…。
 通算8枚目の今最新作はデヴュー以降から今日に至るまでの全ディスコグラフィーに於いて、アートワークやサウンド・コンポーズ能力含め昨年の前作『7』をも上回るハイクオリティーな極みに達し、かのキューバのアニマ・ムンディと肩を並べるであろう最も充実した内容と完成度を誇る最高傑作へと見事に昇華している。画像
 もはやAntony自身ジェネシス始めイエス、EL&P…等といったブリティッシュの大御所からの憧憬やリスペクトをも超越し自らが思い描く音楽とイマジネーションで聴き手を誘い、古代文明…人類の史跡…ギリシャ神話の神々…果てしなき宇宙へと肉体と魂が飛翔していく様は、創り手並び私を含む聴き手の側もさながら21世紀プログレッシヴという大海原へと真っ向から挑み切り拓く孤高の求道者にも似通っている。
 シンフォニック・ロックの王道たるものを忠実に歩みながらもウクライナという風土の持つエキゾチックさとトラディッショナルがアップ・トゥ・デイトされたワールドワイドな視野をもしっかりと見据えた自己深化(進化)が窺い知れて、理屈を越えた感動が存分に堪能出来ると共に堅実で且つ真摯な音楽というものに胸を打たれる事必至であろう。
                 

Web https://www.facebook.com/Karfagen-310288492361822/?fref=ts 
    http://antonykalugin.net/index.html


2.PÕHJA KONN/Same
   (from ESTONIA 2016)
   ※ Progressive Award 2016 新人賞ノミネート作品

画像
       1.Võitlus/2.Põhja Konn/3.Tähetund
      /4.Ärkamine/5.Hulkuv Laev/6.Pigilind
      /7.Ümarruut/8.Mängivad Pillid, Kuu On Vees
      /9.Selle Ilma Igav Kainus/10.Hu
      /11.Kas Ma Eastit Unes Nägin?

 北欧諸国と隣り合ったバルト三国はエストニアから突如彗星の如く驚愕のニューカマーが登場した。
 ポージャ・コーンなるキーボード兼ヴォーカリスト、ツインギターにリズム隊から成る基本的な5人編成で、イエス始めジェネシス、GGから多大なる影響を受けたであろう70年代テイストのブリティッシュナイズされたかつての黄金時代に追随しているかの様な旋律に、プログレッシヴ・ロック本来が持つけれんみの無い醍醐味とせめぎ合うダイナミズムとがリスナーの脳内に響鳴し暫し時が経つのも忘れさせてくれるだろう。
 エストニアという異国情緒と相まって遥か遠い昔に見た黄昏時ですらも想起させる、画像ホームメイドな手応えに加えアットホームでアーティスティックな雰囲気そのものが、彼等の音世界の構築にひと役買っていると思えてならない。
 古色蒼然としたハモンドとクラヴィネットの響きに懐旧の熱い落涙を覚えつつも、決してヴィンテージ回帰型の懐古趣味に終始していない、あたかもプログレッシヴ・ロックを愛して止まないという素直な気持ちがそのままの形となって発露された好作品に他ならない。
 チェコのカプラムと同様、彼等自身もまた自らの音楽という手法で21世紀プログレッシヴへのアプローチを提唱しており、その反面決してメロディック寄りの現代的なイデオロギーにはそう簡単になびかないといった頑なな決意と所信表明すらも感じ取れる。
 恥ずかしながらも…個人的にも久々に次回作が楽しみでならない逸材の登場に心がときめいてならない。
                  

Web https://www.facebook.com/PohjaKonnBand/?fref=ts 
    https://soundcloud.com/pohjakonn


3.PANDORA/Ten Years Like In A Magic Dream…
   (from ITALY 2016)
   ※ Progressive Award 2016ノミネート作品

画像   〜Fragments of the Present〜
   1.Always and Everywhere - Overture, Fantasia in Pandora Major
  /2.The Way You Are/3.Turin 03.02.1974/4.Drunken Poet's Drama
   〜Temporal Transition〜
   5.Passaggio di Stagioni
     a) Lamenti d'Inverno/b) Canto di Primavera (B.M.S.)
   〜Fragments of the Past〜
   6.Second Home by The Sea (GENESIS)
  /7.Man of a Thousand Faces (MARILLION)/8.Ritual - Part II (YES)
  /9.Lucky Man (EL&P)

 バンド結成から10年選手というキャリアを誇り、今や21世紀イタリアン・ロックに於いてベテランの域をも感じさせる風格となったパンドラ
 今回3年振りの新譜となる通算4作目は結成10周年を記念して、デヴュー以前に英語で歌っていたレパートリーの再録と、今まで彼等が多大なる影響を受けた多くのプログレッシヴ・アーティストに敬意を表するという意味合いを含めたリスペクトというスタイルのカヴァー曲を中心に構成されており、ダークで狂騒的なイメージのアートワークに違わぬヘヴィ・プログレッシヴと背中合わせに、邪悪に彩られたジェネシスの「シネマショウ」始め、ヴィットリオ・ノチェンツィをゲストに迎えたバンコの「春の歌」は出てくるは、果てはマリリオン、イエス、EL&Pの名曲揃いという嬉しい悲鳴のオマケ付き…まさしく大盤振る舞いなてんこ盛りといった充実感溢れる内容で、新旧の世代を越えたプログレッシヴ・ファンの為の必聴作に仕上がっている。画像
 前作『Alibi Filosofico』にもゲスト参加していた元VDGGのデヴィッド・ジャクソンが今作でも参加しており、記念作品というビッグイヴェントに更なる色彩と重厚さを与えているのが何よりも嬉しい限りである。
 徹頭徹尾プログレッシヴとイタリアン・ロック愛に満ち溢れんばかりの趣であるのも然る事ながら、創り手側も聴く側も、そして今この文面を読んでいる方々もきっと“嗚呼、そうだったなァ…。この曲を聴いてプログレッシヴを好きになって、今の自分があるんだよなァ”と暫し懐旧の思いと共に、言葉では言い表せない不思議な感慨深さと余韻に捉われてしまう事だろう。
 2016年の「Monthly Prog Notes」を締め括るという意味で、今回この作品に出逢えた事を自分でも幸運に思えてならない…。
 改めて今年も本当に有難う!2016年。
                 

Web https://www.facebook.com/profile.php?id=100009561874759&fref=ts 
    http://www.pandoramusic.eu/

2016年大晦日、「Progressive Award 2016」発表。乞う御期待下さい!!
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