幻想神秘音楽館

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zoom RSS Prog Notes Special "Progressive Award 2015"

<<   作成日時 : 2015/12/31 23:54   >>

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画像 皆様のお陰で『幻想神秘音楽館』も今年2015年を一年間無事に完走する事が出来ました。
 これも単に皆様からの温かい支援と叱咤激励があってこそと感謝の念に堪えません。
 この場をお借りして改めて厚く御礼申し上げます。
 2015年の大晦日、今年最後の『幻想神秘音楽館』は一年間のプログレッシヴ総括という意味合いをも兼ねた最大のイヴェント『Prog Notes Special "Progressive Award 2015"』で締めくくりたいと思います。
 「プログレッシヴ10選+次点」「新人賞」「永年功労賞」の発表に併せて「R.I.P 〜 メモリアル部門」では今年の春に惜しくも鬼籍の人となったイエスのクリス・スクワイアに対し改めて哀悼と敬意を表し、在りし日の故人を偲びたいと思います。

 今年一年間本当に有難うございました。来たる2016年の『幻想神秘音楽館』も引き続き御愛顧頂けますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

2015 プログレッシヴ10選− 2015 Progressive 10 election

画像第1位 UT NEW TROLLS/E'
 失礼な書き方で誠に申し訳無くて恐縮ではあるが…本作品こそ今年の10選に於いて最大級にして予想外の番狂わせになるとは私自身思いもよらなかったのが正直なところである(苦笑)。
 2015年末に私の手元へと届いた時は、従来のトロルス・サウンドで素晴らしい作品である事は概ね予想出来てはいたものの、ギリギリ10選に入れるか否かは微妙なところかなァ…と高を括っていざ拝聴した途端、クラシカル・シンフォニックから純粋で良質なイタリアン・ポップス、果てはマリンブルーが映える地中海のたおやかな情景と微風すらも想起させるムーディーなクロスオーヴァーが堪能出来る、まさにプログレッシヴな大人の為の極上の音楽ここにありきと言わんばかり、私自身の浅はかな予測すらをも悔い改めさせる位の説得力を伴った絢爛豪華な音世界にひれ伏し只々感服する思いである。
 くれぐれも不真面目気味におちゃらけたアートワークで惑わされ無いように心してお聴き願いたく、今年のベストワンに相応しい逸品として挙げておかねばなるまい。
 改めて思うに、嗚呼…やはりニュー・トロルス一派の仕事っぷりは、21世紀の今も素晴らしいの一語に尽きる。

画像第2位 LA FABBRICA DELL'ASSOLUTO
      /1984:L'Ultimo Uomo D'Europa

 彼等がデヴュー作をリリースする以前から、Facebookの彼等のコミュニティページに参加していた私自身、音楽性からアートワークに至るまで徹頭徹尾ここまでアナクロニズムと70年代イズムの匂いをぷんぷん漂わせた新鋭は他に類を見ないのではと予想していたが、はからずもその予想は大きく的中しまるであたかも1972年からタイムスリップして現代に現れたと言っても誰しもが疑う余地はあるまい(笑)。
 紛れも無く21世紀のバンドであるにも拘らず現代的な時代相応のサウンドアプローチなんてどこ吹く風と言わんばかり、良い意味で時代逆行したダークで混沌としたアナログヴィンテージ感を全身全霊醸し出している稀有なニューカマーにして、今後の21世紀イタリアン・ロックを大きく左右するであろう台風の目になりそうな予感さえ抱かざるを得ない。
 新人という枠にはとても収まり切れない桁外れであまりにも規格外なモンスター降臨をも言わしめる記念すべきデヴュー作ながらも数年に一度の衝撃の問題作或いは野心作と言っても過言ではあるまい。
 ブラック・ウィドウレーベルの数ある偉業の中でも、神がかりに近い禁断の域にも達したと言うべき奇跡の産物
ではなかろうか…。

画像第3位 MINIMUMU VITAL/Pavanes
 1980年にPayssan兄弟を核にスタートしたミニマム・ヴィタルも早いもので最早ベテラン格な古参の域に近い30年選手のキャリアを誇る、かつてのアンジュ、ピュルサー、アトール、タイ・フォンといったフレンチ・ロック界の大御所にも迫る風格すら抱かせる。
 Payssan兄弟と長年苦楽を共にしてきたベーシストEricによるトリオ編成に移行後、実に6年振りの通算7作目は初の2枚組大作指向ながらも、今まで培ってきた中世古謡をベースとしたトラディッショナル系プログレッシヴの新たなる可能性をも示唆したとも言うべき多彩な試みが垣間見られ、長尺ながらも決して聴衆を飽きさせる事無く目まぐるしくも味わい深く楽曲を浸透させる術は流石に経験豊かな実力派にして匠の領域をも禁じ得ない…。
 動物被り物に扮した彼等に最初こそ戸惑いを覚えるものの、次第にこれこそがフランスの大道芸人的にして吟遊詩人にも似た遊びの精神と余裕から為せる業であるとお気付きになるであろう。
 セカオワみたいなエセファンタジーで誤魔化すしか能の無い連中には、いくら逆立ちしても到底真似出来ないし辿り着く事すらも叶うまい…。

画像第4位 YUKA & CHRONOSHIP
      /The 3rd Planetary Chronicles
        〜 第三惑星年代記

 今やケンソー、TEEと並ぶ世界的な認知度と高評価を得ているユカ&クロノシップの3rdアルバム。
 ムゼアから離れイギリスの大手チェリー・レッドとの契約を機に更なる飛躍と魂の高揚感が感じ取れる大出世作へと昇華した珠玉の一枚と言えよう。
 アートワークに描かれた観音菩薩を思い起こさせる意匠に加え、崇高で且つ宗教的な地球愛が全曲の端々から感じ取れる深遠で且つ荘厳な天上界のハーモニーの饗宴に聴く者誰しもが心奪われる事だろう…。
 バンドとしてまとまりの良さも然る事ながら、ジャパニーズプログレッシヴとしての実力と真価が遺憾無く発揮された最高潮のテンションと充実感に満ち溢れた屈指の名作となるだろう。

画像第5位 ADVENT/Silent Sentinel
 北米大陸屈指のヨーロッパ大陸的なイマジンとマインドを前面に押し出したアドヴェント9年振りの3rdアルバムは、中世宮廷音楽をバックボーンとした往年のGG始めジェスロ・タル、グリフォンといったブリティッシュ・ロック界の大御所からの影響が改めて散見出来る…そんな彼等の音楽的ルーツとも言うべき回顧録的な趣と時の運行というテーマがクロスした一大抒情詩に仕上がっている。
 欧州的なリリシズムの中で時折アメリカン・テイストなメロディーラインが垣間見えるところは流石アメリカのバンドらしい持ち味の良さといったところだろうか。
 相も変わらず高水準な演奏技量の巧みな上手さと音楽的素養のスキルの高さには舌を巻く思いである。

画像第6位 CICCADA/The Finest Of Miracles
 ギリシャとイタリアとの混成メンバーによる、2010年その類稀なる秀逸な完成度の高さを誇るセンセーショナルな触れ込みのデヴューで一躍ワールドワイドに話題と注目を集めたチッカーダの5年振りの2作目。
 本作品ではメンバー全員がギリシャ人で統一した事を契機に、美麗でカラフルを基調としたアートワークの素晴らしさも手伝って、全曲の端々から感じられる70年代ブリティッシュ・ロック&フォーク影響下の英国然とした空気とでも言うのか大地と草花の匂いすら香り漂う、高貴でハートウォームな温かみと牧歌的で穏やかな時間の流れと佇まいにリリカルな愛くるしさを覚えてしまう。

画像第7位 KARFAGEN/7
 ウクライナきってのシンフォニック・マエストロで様々なシンフォニック系プロジェクトを掛け持ちで手掛けるAntony Kaluginの一番の顔的ともいえるプロジェクト・バンド。
 2006年のデヴューから足かけ早9年のアルバムタイトル通りの通算第7作目は、ロジャー・ディーンをも彷彿とさせるファンタジックなイラストレーションをそのまま音楽にした、陽的な明るさを伴った開放的で且つグローバルな外界へと視野が向けられた、Antony自身至福に持ち溢れた公私の充実ぶりが窺えるあたかも私小説的な趣すら連想出来る好作品となっている。
 タイトルも順位も“7”ではあるが、あくまでこれはれっきとした偶然とも言えるだろう(決して受け狙いでは無い事を御理解頂きたい…)。

画像第8位 UNREAL CITY/Il Paese Del Tramonto
 前デヴュー作と同様、今作の新譜でもローマの古代遺跡をモチーフにした意匠が印象的で、演奏自体もデヴュー作以上にヴィンテージなキーボード群とサイケでヘヴィなギターが大々的にフィーチャリングされた、目を瞠る様なコンポーズ能力を含めた演奏技量の向上に加え、イタリアン・ロック伝統と王道の邪悪でダークヘヴィな佇まいが縦横無尽に繰り広げられる極上の力作に仕上がっている。
 昨今新たにヴァイオリニストを迎えた5人編成の布陣となったが、今後どんな変化に富んだサウンドアプローチを聴かせてくれるのか大いなる期待と共に興味は尽きない。

画像第9位 UNIFIED PAST/Shifting The Equilibrium
 1999年のデヴュー、そして9年ものブランクと休止期間を経て新たにメンバーが変動的なプロジェクトスタイルに移行してからの通算7作目に当たる本作品は、ジョン・アンダーソン影響下のリスペクトを強く感じさせるヴォーカリストPhil Naroを迎え、イエス・ミーツ・ラッシュ色が更に強まった知的なクールさを伴った緻密で豪胆な熱気と高揚感が体感出来る、プログレ・メタルが持つ良質なエッセンスが濃縮還元された重厚で荘厳なハーモニーと繊細な構築美のメロディーラインが作品全体を彩っている。
 カラフルなナノスペースを描いたであろうプログレッシヴDNA全開なアートワークの素晴らしさに加えて、ギタリストでもありコンポーザーでもあるStephen Speelmanのマルチプレイヤーぶりが燻し銀の如く光る秀逸な一枚である。

画像第10位 PTF/What Is Constant
 ヴァイオリンをフィーチャリングしたジャパニーズ・プログレは古今東西多数存在するが、21世紀の現在進行形な日本のプログレッシヴに於いて、アウター・リミッツ始めミダス、KBB、ファンタスマゴリアに追随するかの如く瞬く間に関東のシーンへ躍り出たptfの2nd。
 ヴァイオリン主導型シンフォニック・ジャズロックの新鋭にして、かつてのスペース・サーカスをも彷彿とさせるクールな印象の中にも情熱的な旋律が奏でられるサウンド・スカルプチュアが官能的ですらある…。
 羅針盤が指し示す日出国を描いたであろう崇高な感の意匠も味わい深くて心に染み入る。

次点− Runner-up

★[ STRADA/Babylon
★MINDGAMES/Paradox Of Choice
★UBI MAIOR/Incanti Bio Meccanici
★NEO PROPHET/T.I.M.E.
★MARTIGAN/Distant Monsters
★QUORUM/Another World


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新人賞− New face award

★ANACONDIA/L'Orizzonte Degli
★GENTLE KNIFE/Same
★MALADY/Same
★THEO/The Game Of Ouroboros
★CIRCULINE/Return
★烏頭(UZU)/Same


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永年功労賞− Secular Achievement Award

★CHERRY FIVE/Il Pozzo Dei Giganti
★FM/Transformation
★北山真with真〇日/冷凍睡眠


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R.I.P 〜 メモリアル部門− R.I.P 〜 Memorial department
天に召された貴方の魂に慎んで御冥福をお祈り申し上げます。
貴方の魂と創作精神は永遠に不滅で、未来永劫決して忘れません…。
プログレッシヴ・ロックのこれからを、天国からどうか見守り続けて下さい。
合掌。

画像Progressive bassist King,
Chris Squire ...
Never forget your memories and soul.
eternally…

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