幻想神秘音楽館

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<<   作成日時 : 2015/10/30 15:36   >>

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 晩秋の月夜の下、少しづつ冬将軍到来の足音が近付きつつありますが、今月の「Monthly Prog Notes」はそんな時節柄に相応しい秋色を彩る素晴らしき“音”の匠達の作品が出揃いました。
 ここ近年70'sヴィンテージ・イタリアンロックの愛好家達から、Facebook等のSNSや各方面にて絶賛され、往年のイルバレ、ビリエット、果てはセミラミスといったダークエナジーなマインドとDNAを脈々と継承した、邪悪で混沌とした21世紀ヘヴィ・プログレッシヴの新たなる申し子“ラ・ファッブリカ・デッルアッソールト”待望のデヴュー作ここに降臨しました。
 70年代の名立たるイタリアン・ヘヴィプログレバンドをも凌駕するミスティックで複雑怪奇な音迷宮に引きずり込まれること必至です。
 日本が世界に誇る…おそらくはケンソー始めTEEと並ぶであろうメイド・イン・ジャパン・プログレッシヴの輝ける新世代の星“ユカ&クロノシップ”待望の新譜3rdが遂に到着しました。
 日本のプログレッシヴという枠をも超越し地球規模への視野をも広げたであろう、慈愛に満ちた祈りと讃歌を彷彿させるピースフルで極上のハーモニーに感涙で目頭が熱くなる事でしょう。
 そして、ここ数年オランダ・シンフォの新鋭達と肩を並べる位の素晴らしい好バンドを輩出している隣国ベルギーから、もはや21世紀ベルジャン・プログレの実力派にして筆頭格へと成長した感すら窺える“マインドゲームス”実に5年振りの新譜4thは、ジェネシス並び同国の大御所マキャベル影響下をも遥かに超越した、中世ヨーロッパの伝統美と現代的なイディオムが緻密に融合した、あたかもユーロ・シンフォニック新時代到来をも告げるファンタジー絵巻の綴れ織りが堪能出来るでしょう。
 枯葉舞い散る秋の残影と冬間近な寒空を眺めつつ、去り行く季節に思いを馳せながら浪漫と抒情のマエストロ達の魂の饗宴に暫し耳を傾けて下さい…。

1.LA FABBRICA DELL'ASSOLUTO/1984: LU'ltimo Uomo D'Europa
   (from ITALY 2015)

画像       1.I Due Minuti Dell'odio/2.4 Aprile 1984
      /3.Chi Controlla Il Passato Controlla Il Futuro.
         Chi Controlla Il Presente Controlla Il Passato
      /4.O'Brian/5.Bispensiero/6.La Ballata Dei Prolet
      /7.L'occhio Del Telescheme/8.Giulia/9.Lo Sguardo Nel Quadro
      /10.Processo Di Omologazione
         a) Il Risveglio / b) La Tortura / c) 2+2-5
      /11.La Stanza 101/12.La Canzone Del Castagno
      /13.Amava Il Grande Fratello

 ブラックウィドウレーベルからまたしても大いなる偉業とも言うべき驚愕の一枚が世に送り出された…。
 その頑ななまでな(アートワークを含む)70年代イズムと、かつてのイタリアン・ロック黄金時代への憧憬と回帰を謳い上げ、近年Facebook並び各方面のSNSのイタリアン・ロックファン・コミュニティサイトで話題と注目を集めていた…まさに新時代のカリスマに相応しいラ・ファッブリカ・デッルアッソールト、待望のデヴュー作が遂にその全貌を明らかにした。
 単刀直入に言わせて貰えれば、紛れも無く21世紀イタリアン・ロックシーンに於いて最高傑作級でもあり問題作と成り得る桁違いのモンスター登場と言っても過言ではあるまい。
画像 個人的にはラ・マスケーラ・ディ・チェラのデヴュー作以来に匹敵…否!そのマスケラでさえも凌駕し、幾数多もの70sヴィンテージ・イタリアンロックのDNAをも受け継いだ新世代でさえも比較し得ない位、その作風から使用楽器に至るまで徹頭徹尾イタリアン・ロック全盛期の1972年〜74年のアナクロニズムな時代観と雰囲気を色濃く甦らせ、イルバレ、ビリエット、セミラミスばりの邪悪で混沌とした闇のエナジーを放ちながら、これでもかといわんばかりにヘヴィシンフォニックな無間地獄を奏でる様は、時代逆行な再現だとか物真似の類云々といった低次元で下世話ないちゃもんなんぞものともせず、ただひたすら我が道を進む彼等のその真摯な姿勢と潔さに私自身痛快さを覚えると共に溜飲の下がる思いですらある…。
 もはや単なる憧憬やらリスペクトといったカテゴリーにも収まり切れない…伝統の復興やら継承をも通り越してイタリアン・ロックが持つ本来(本筋)の“血”をも禁じ得ない境地に辿り着いた、今後の指針たるべき一枚となるだろう。
 ラスト終盤でブラスセクションを大々的にフィーチャリングし繊細さと力強さが隣り合った奇妙な余韻を残しつつ、不穏と緊迫感を持続させたままピアノソロまで一気に聴かせる辺り、ただの素晴らしき新参者では終わらない信念と気概がひしひしと伝わってくる。
                 

Web http://www.lafabbricadellassoluto.com/ 
    http://www.facebook.com/La-Fabbrica-dellAssoluto-177990319062729/


2.YUKA & CHRONOSHIP/The 3rd Planetary Chronicles 〜 第三惑星年代記
   (from JAPAN 2015)

画像       1.Birth of the Earth - Collision/2.Stone Age
      /3.Galileo I - And Yet It Moves (E Pur Si Muove)
      /4.Galileo II - Copernican Theory/5.Birth of the Earth - Merger
      /6.Age of Steam
         I) Pastoral Garden / II) Machine City
      /7.Wright Flyer 1903/8.On the Radio
      /9.Birth of the Earth - Magma Ocean
      /10.E = c♯m/11.I am Thee (Awakening of Cloneroid)
      /12. Birth of the Earth - Embryonic Planet

 今やケンソー、TEEと並んで海外のプログレッシヴ・フェスでの常連として名を連ねる機会が多くなった、21世紀ジャパニーズ・プログレッシヴ新世代の旗手ユカ&クロノシップ
 順風満帆で尚且つバンドとしての充実ぶりが窺える彼等の、ムゼアでのデヴューと2ndを経てイギリスの大手チェリー・レッドからのリリースを飾った2年振り待望の新作3rdがここに届けられた。
 イエス、エニド、果てはサグラドといった現役の大御所クラスに追随するかの如く、その地球愛讃歌をも想起させる天空を駆け巡る様なハーモニーと悠久の地平線を疾走するシンフォニック・リリシズムとが織り成し紡ぎ合う極上の音宇宙は今作でも健在で、画像これまでも水…太古の生命…星々の世界…空気…自然といった森羅万象ともいうべき深遠なテーマと真正面から向かい合い、まるで対話するかの如くエモーショナルでグローバルマインドな世界観を構築してきた彼等が、改めて原点回帰を目指したであろう…母なる地球(ほし)への慈愛の眼差しにも似た、さながら時空と歴史をも超越した荘厳で神聖なる理想郷を高らかに謳い上げている。
 Yuka嬢の瑞々しくも流麗なピアノを含むキーボードプレイから、時としてジョン・アンダーソンや元ザバダックの上野洋子をも彷彿とさせるヴォイスの素晴らしさも然る事ながら、ギターやリズム隊の堅実で力強い好演も忘れてはなるまい。
 観音菩薩を思わせる様な幻想神秘的なアートワークも見事な相乗効果を生み出し、厳粛で至高のアースソングと宇宙神話が聴く者の脳裏に色鮮やかなイマジンを与えてくれる事だろう。
 日本が世界に誇れるのはKawaiiが売りのアイドル文化やら安易で陳腐なJポップだけではない、紛れも無く日本のロック史に於ける誇れる一枚でもあり、先のJポップ系の売れ線日本音楽が到底辿り着けない一線を画した“極み”そのものであると断言出来よう。
 彼等の良心的な音楽に心から賛辞の言葉と感謝の念を伝えたい…。
                 

Web http://www.omp-company.com/chronoship/ 
    http://www.facebook.com/Yuka.And.Chronoship
The 3rd Planetary Chronicles
Imports
2015-10-02
Yuka & Chronoship

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3.MINDGAMES/Paradox Of Choice
   (from BELGIUM 2015)

画像
       1.Prologue/2.The Whistle-Blower/3.The Age of Plenty
      /4.Out of Sight/5.Revenge of the Wizard
      /6.Requiem for a Dancing World/7.Context? Anyone?
      /8.The Sands of Time/9.From a Drone's Perspective

 2003年のデヴュー以降、3〜4年毎のスパンながらも自らのペースを保持しコンスタンスに活動を継続してきた、今や新世代ベルジャン・プログレッシヴの筆頭格と言っても過言ではないマインドゲームス
 本作品は満を持して実に5年振りにリリースされた通算4作目に当たる新譜で、メンバーチェンジで新たなギタリストを迎えた新布陣で臨んでいるだけあって、各メンバー共並々ならぬ演奏技量に加え長年のスキルと音楽経験が思う存分活かされた会心の入魂作に仕上がっている。
 未完の域で不本意な見切り発車に近かったムゼアからのデヴューで辛酸を舐めさせられ、3年後一念発起で自らのセルフレーベルを興しリリースした2nd『Acter In A Play』が今や21世紀プログレッシヴの名盤に数えられる様になり、画像これを機に自我のアイデンティティーが見事に確立され続く4年後の3rd『MMX』では更に一気に上昇の気運に乗った彼等が、今回の新作でどの様に展開し切り込んでくるかが注視されてきたものの、決して期待を裏切る事無く自らのスタイルを貫き通し、良い意味で作風が今まで以上にドラマティックな深みを増し、リリシズム溢れる泣きのギター、シンフォニックでエモーショナルなオーケストレーションを醸し出している荘厳重厚なキーボード群の活躍が素晴らしく、そんな良好な創作環境がヴォーカリストやリズム隊の好演に大きな刺激を与えているのだろう。
 大御所のジェネシス、そして同国の先駆者マキャベルといった影響下から脱し、ヴィンテージスタイルやメロディック・シンフォ、果てはネオ・プログレッシヴといったスタイルやカテゴリーにも捉われない、自己の道程を模索した末に漸く辿り着いたマインドゲームたる音世界がこの一作に見事に集約されている。
 無論これがゴール地点ではなく、今後の自己深化を見据えた上での通過点でしかない事は言わずもがなではあるが…。

Web http://www.mindgames.be/ 
    http://www.facebook.com/mindgamesmusic

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