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<<   作成日時 : 2015/07/30 06:36   >>

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 7月の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 今月は青天の霹靂…或いは彗星の如く登場した驚愕のソロイスト並び、話題と注目を集めているシンフォニック・プロジェクト、そしてベテランならではの味わい深さと貫禄を伴ったプログレッシヴ・バンド…と、あたかも夏祭りの様相を思わせる多種多彩な顔ぶれのラインナップが出揃いました。
 バルト三国のエストニアからエキゾチックな雰囲気を漂わせ神秘的な旋律を奏でる“カルー・ヴィルプー”なるベテラン・ミュージシャン初出のソロ作品に要注目でしょう。
 ヘヴィなメロディックさと荘厳なシンフォニック、アンビエントなヴィジュアルをも内包した、個性豊かでワン・アンド・オンリーな音宇宙に、聴く者誰しもが圧巻の一言に尽きる事でしょう。絶対必聴作な一枚です。
 昨年末にデヴューを飾り、その驚異的な完成度の高さから瞬く間に全世界中のシンフォニック・ファンから賞賛と注目を集めた大英帝国ファンタジーの申し子“タイガー・モス・テイルズ”が、待望の新作を引っ提げて再び登場。前デヴュー作を遥かに上回るシンフォニック・ファンタジア絵巻に要注目必至でしょう。
 アメリカン・プログレッシヴ特有の突き抜ける様な開放感とムーディーさを伴い、ベテランクラスの風格すら思わせる曲者バンド“ゲッコー・プロジェクト”待望の新作も、女性Voを迎えた5人編成にシフトし更なる成長を遂げた注目作に仕上がってます。
 真夏の厳しい猛酷暑を暫し忘れて、インテリジェントでアーティスティックな涼風を思わせるマエストロ達の饗宴を存分に御堪能下さい。

1.KALLE VILPUU/Silver Lining
   (from ESTONIA 2014)

画像
       1.Anomalies/2.Unforgiven/3.Inferno
      /4.Industrial No 4/5.In The Back Of My Head
      /6.The Aliens(Have Landed)/7.Trappings
      /8.The Touch Of Angel/9.Rosie/10.Forgiven
      /11.Silver Lining

 北欧とロシアに隣接するバルト三国はエストニアから突如彗星の如く驚愕の使者が降臨した。
 イン・スペやカセケといったかつてのエストニアン・プログレッシヴの名匠にも迫る勢いで、昨今の若手新鋭エクス・パンダと同等…或いはそれ以上の力量を思わせるカルー・ヴィルプーなるミュージシャンが、数週間前に私の許へ送ってきた2014年のおそらくは初デヴュー作品と思われる。
 失礼ながらも今までほぼ無名に等しい存在でありながらも、画像ギターからキーボードのみならず、自身のペンによる全ての収録曲のアレンジメントからプロデュースに至るまで、まさしくベテランの域に達しているであろうその八面六臂の多才な活躍と仕事ぶりには改めて脱帽せざるを得ない。
 ドラム、ベース、女性ヴォーカル、フルート、ヴァイオリン、トロンボーン…etc、etcといった彼の多くの友人達からの助力を得て、メロディック、シンフォニック、アンビエント、果てはインダストリアルなエッセンスをも内包した幅広い音楽的素養とスキルの高さを物語る、最早マルチプレイヤー云々の域をも超えた唯一無比の孤高なるサウンドスペースを重厚且つ荘厳に構築しており、深緑のピラミッドの意匠にエストニアという異国のエキゾチックさと相まって、久しく忘れかけていたプログレッシヴ・ロックに接しているときの魂の高揚感と、意表を突いた予測の出来ない興奮と緊張感が甦ってくる…そんな感慨深い懐旧な思いにも似た余韻と妙味が存分に堪能出来よう。
 この手の作品によくありがちな独りよがりな思い入れやら自己満足云々とは完全に一線を画した、創り手側と聴き手側とが互いに共有して浪漫に浸りつつ楽しめる音楽のみがここに存在している。
 今秋には日本国内のプログレ専門店頭にも流布し、じきにその素晴らしい一枚の作品が貴方(貴女)の手元にも届く事だろう…。
                 

Web http://www.kallevilpuu.com/avaleht/ 
    http://www.facebook.com/kallevilpuu1


2.TIGER MOTH TALES/Story Tellers Part One
   (from U.K 2015)

画像
       1.Beauty Falls/2.Story Tellers/3.Beauty Sleeps
      /4.A Kids Tale/5.The Quest for Beauty/6.The Piper
      /7.Beauty Awakes

 初期〜中期ジェネシス或いはハケット直系の影響下を物語る正統派ブリティッシュ・シンフォを継承し、昨年末にリリースされたばかりの記念すべきデヴュー作が全世界中のプログレッシヴ・ファンの心を鷲掴みにし大いに魅了した事が記憶に新しい、大英帝国きっての若手マルチプレイヤー期待の新星Pete Jonesことタイガー・モス・テイルズ
 その彼の待望の新作2ndが今ここに届けられた…。
 あまりにハイペースで時期尚早とも思える新譜リリースに、一瞬突貫工事的なやっつけ仕事を思わせる感は否めないが、画像いざ蓋を開けたら前作以上のジェネシス愛に満ち溢れた、まさしく玩具箱をひっくり返したかの様な絢爛豪華で優雅なファンタジーとメルヘンが混在した、あたかもディズニー・ピクサーのCGアニメを連想させるアートワークのイメージと寸分違わぬ月夜のファンタジアを織り成している。
 エレクトリック・ギターからアコギ、キーボード、ドラムプログラミング、果てはゲイヴリエルやフィルコリのカラーを彷彿とさせるヴォーカルに至るまで全てPete自身がたった一人で手掛けており、まさしく良い意味で“一人ジェネシス”“一人プログレッシヴ劇場”さながらの独壇場が全曲の端々から垣間見える。
 前出のカルー・ヴィルプーと同様、彼自身も変な一人よがりやら自己満足とは一切無縁な、ただ単純にプログレッシヴを愛する者達の為に音を紡ぎ続けるという純粋無垢な衝動に突き動かされているのかもしれない。
 マイク・オールドフィールドやロバート・ジョン・ゴドフリーとはまた違った意味で彼の作品には安らぎや優しさが籠っており、単なる多重録音系作品とは趣の異なる熱いまでの魂とハートが感じられる。
 本作品がPart1に位置付けられるなら、次回作になると思われるPart2にも期待が寄せられるのは当然と言えよう。
 同国のウィローグラスにも匹敵するであろう、真夏の夜の英国然としたフェアリーテイルと夢見る様な極上のファンタジーをとくと御賞味あれ。
                 

Web http://www.tigermothtales.com/ 
    http://www.facebook.com/TigerMothTales
Storyteller Part One
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3.GEKKO PROJEKT/Reya Of Titan
   (from U.S.A 2015)

画像
       1.Elegy/2.Snow White/3.Radio Earth Interlude
      /4.Grains of Sand/5.Jovian Belt/6.North of Titan
      /7.Frienda/8.This Is Now Our Home/9.24 Years of Solitude
      /10.Queen of Titan/11.Escape From The Mines of Titan
      /12.Radio Titan Interlude/13.Sing For Me

 前回のキネティック・エレメントとほぼ同時期バンドで、2012年に何ともキモ可愛らしいユニークなジャケットでデヴューを飾った、思わず職人肌な心意気をも感じさせるアメリカン・プログレッシヴ界のナイスなオヤジバンド、その名もゲッコー・プロジェクト
 プロジェクトと銘打ってはいるが4人編成の正式なバンドであり、今作ではメンバー間の変動は無く、新たに女性ヴォーカルとしてジャケットデザインを手掛けたJojo Razor(一瞬、荒木飛呂彦の『ジョジョ』を連想した)を加えた5人編成で製作に臨んでいる。画像
 イエス、ジェネシス、キャメル、果てはGGといったブリティッシュ・プログレッシヴ界の大御所達からの影響がオーヴァーラップしつつも、アメリカン・プログレッシヴらしい開放的で一種突き抜けた乗りの良さが反映されたシンフォニックでジャズィーなクロスオーヴァー感が何とも心地良くフィットして聴く者の五感を刺激してくれる。
 21世紀バンドらしい自己主張と語法をしっかりと身に付けた独自のオリジナリティーを打ち出しながらも、70年代ヴィンテージ・プログレッシヴへのリスペクトや憧憬といった先人達への敬意を思わせる隠し味的なアプローチの心憎さすらも存分に聴かせてくれる彼等の音楽に、今宵は心から乾杯しようではないか。
 真夏の夜の饗宴よろしくクールな夜風に思わず身を委ねてみたくなる様な、そんなムーディーで眩惑的なプログレッシヴである。

Web http://www.reverbnation.com/GekkoProjekt 
    http://www.facebook.com/GekkoProjekt.music

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