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<<   作成日時 : 2015/04/30 15:36   >>

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 GW真っ只中、4月最後の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 今回は完全復活した大御所とベテランクラスとが勢揃いした豪華盛り沢山なラインナップとなってます。
 カナディアン・プログレッシヴの重鎮“FM”が、要でもあるキャメロン・ホーキンスを中心に28年振りの待望の新作を引っ提げてシーンの第一線に戻ってきました。
 従来の近未来的フォルムを湛えたスペイシーなシンフォニックと融合した21世紀に呼応したサウンドアプローチはプログレッシヴ・ファン必聴必至の、近年稀の無い一大傑作に仕上がってます。
 21世紀の中米プログレッシヴ・ムーヴメントに於いて、かのキューバのアニマ・ムンディと共にシーンを支えているエルサルバドル代表の“オヴニ”の今回の新作は、今までの大作主義から一転してトータル39分という小曲集的な趣を感じさせる、意欲的な挑戦に満ちた歌物系シンフォニックへのアプローチが聴き処です。粒揃いの小曲ながらもあのオヴニが創作するサウンドですから勿論完成度は折り紙付です。
 アメリカのベテランクラスなプログレを地で行く“イズ”。コンスタンスに継続している3年振りの新作は、従来通りの安定した高水準な演奏力と、素人臭さと妥協が一切皆無なセルフプロデュースリリースにして熟練された職人技の域をも強く感じさせる、もはやブリティッシュ・プログレッシヴへのリスペクト云々をも遥かに超越した極みに達しています。
 風薫る初夏の青空の下、一杯の爽やかな味わいの清涼飲料を思わせるマエストロ達の饗宴をお聴き下さい。

1.FM/Transformation
   (from CANADA 2015)

画像
       1.Brave New World/2.Cosmic Blue/3.Reboot Re-Awaken
      /4.Children Of Eve/5.Safe And Sound/6.Tour Of Duty
      /7.The Love Bomb (Universal Love)/8.Soldiers Of Life
      /9.Heaven On Earth

 昨年当ブログでの「夢幻の楽師達」で取り挙げられ、更には2006年のNEARfestでの復活ライヴの模様が収録されたDVDが2013年にリリースされて以降、かねてから新布陣での再編復活がちらほらと噂されていたカナディアン・プログレッシヴの雄にして、もはや重鎮クラスと言っても過言では無いFM
 満を持して待望の…実に28年振りの新作が漸くここに届けられる運びとなった事に、正直私自身も喜びを隠す事が出来ない。
 往年のFMらしさを踏襲した近未来風フォルム+SF的なシチュエーションとイマジンを湛えた意味深なアートワークの相乗効果も手伝って、喩え方として妥当ではないかもしれないが画像『Black Noise』と『Surveillance』といったかつての両名作から極めて良質で美味しいエッセンスをチョイス・ブレンドし、21世紀スタイルの語法をもしっかり身に付けた新生FMの名に恥じない、堂々たる貫禄を見せつけるに値する、まるで80年代での迷走が嘘だったかの如く素晴らしい充実作に仕上がっている。
 バンドの要でもあるキャメロン・ホーキンスをしかと強く支えるべく、盟友だったナッシュ・ザ・スラッシュ、マーティン・デラー、ベン・ミンクの精神を受け継ぎつつも、時代を築き上げたそんな彼等に負けず劣らずのプレイを聴かせる、2006年以降からの2人の新メンバー、ポール・デロングとアーロン・ソロモンの好演も忘れてはなるまい。
 そんな新布陣に加えて21世紀カナディアン・シンフォの雄ドルックファーベンからEd Bernardがヴァイオリンとマンドリンで参加しているのも非常に心強い。
 ミキシングでかつてラッシュの女房役として組んだ名プロデューサー、テリー・ブラウンが参加しているのも喜ばしい限りである。
 まさしくラッシュやサーガと並ぶ徹頭徹尾カナディアン・プログレッシヴの並々ならぬ底力すら垣間見える入魂の一作と言えるだろう。
 もうここまで来れば本当に来日公演への期待を寄せるのはよもや仕方あるまい…ねえ!クラブチッタさん。

Web http://www.thebandfm.com

Transformation
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2015-05-05
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2.OVNI/Simple
   (from EL SALVADOR 2015)

画像
      1.Making You Smile/2.Receiving A Package/3.La Mañana Del 25
     /4.Getting Out Of The Gym/5.The Things She Does
     /6.Un Sábado De Octubre/7.Juger Con Seven/8.Eating Junk Food
     /9.Un Día De Invierno

 過去に70分以上ものトータルアルバムやヴォリューム感満載な2枚組超大作をリリースしてきた、中米エルサルバドルの代表格として今やすっかり板に付いた感とベテランの風格すら感じさせるオヴニだが、本作品は2枚組超大作だった2011年の前作から実に4年振りの新譜リリースに当たる。
 以前から大作主義をモットーとしてきた彼等であるが、今作にあっては実に意外や意外…収録された全9曲とも5分前後という小曲集で構成されたトータル39分弱の、まさしくタイトル通りのシンプルな趣向にして大胆で且つ意欲的な挑戦に満ち溢れた異色作と言えるだろう。
画像 英語とスペイン語を交互に使い分けた、ややもすれば歌物プログレッシヴ・ポップス系へと傾倒した感をも抱かせ、良くも悪くも“…らしくない”といった否定的な指摘こそ否めないが、それらの風評すらもいとも簡単に打ち消しマイナス部分を補うくらいにセンスの良い非凡な才気をも物語る曲作りの上手さとコンポーズ能力+スキルの高さは溜飲の下がる思いで、やはり今作も“流石オヴニ!!”の一語に尽きるだろう。
 御大ハウのアコギソロを彷彿とさせるナンバー然り、小曲集というシンプルさの中にも緻密で計算され尽くしたシンフォニックアプローチは今作に於いても健在である。
 バンドの要であるラファエロ・アルファロのマルチプレイヤーとしての素晴らしい仕事っぷりに加えて、ドラマーの実弟マウリツィオとの抜群のコンビネーション、新たなギタリストとキーボーダーを迎えて改めて初心に戻ったかの様な久々のバンドスタイルで臨んだ、のびのびとリラックスした雰囲気と素朴ながらもアットホーム感漂う味わい深い好作品、是非とも御賞味あれ!

Web https://www.facebook.com/ovnirock


3.IZZ/Everlasting Instant
   (from U.S.A 2015)

画像
       1.Own the Mystery/2.Every Minute/3.Start Again
      /4.If It's True/5.The Three Seers/6.The Everlasting Instant
      /7.Keep Away/8.Can't Feel the Earth, Part IV/9.Illuminata
      /10.Sincerest Life/11.Like a Straight Line

 2012年の『Crush Of Night』を経て3年振りの通算7作目(未発アーカイヴを含め)の新譜をリリースし、今やスポックス・ビアード、エコリン、グラス・ハマーと並ぶ21世紀アメリカン・プログレッシヴの顔としての貫禄すら漂う、今年でデヴュー17年目を迎えるNY出身のイズ
 2009年の『The Darkened Room』から続く一連のシリーズ3部作の最終作でもあり、前作で描かれた闇夜に荒れ狂う大海原の意匠に続き、神秘的な幻影をも思わせる木立が描かれたネイチャーな意匠のイメージに寸分違わぬ、アメリカン・プログレッシヴという範疇ながらもブリティッシュ&ユーロロックナイズされたカラーとリリシズムを全面に押し出した作風は今作でも健在で、画像イエス、ジェネシス、GG等からの影響を窺わせる繊細で且つ力強いシンフォニーとダイナミズムを存分に聴かせる安定した演奏と構成力は、聴き手の側もゆったりと落ち着いて彼等の創作する音世界に身を委ね、白昼夢の如き至福の時間が堪能出来るであろう。
 デヴュー以降から素人臭さ一切皆無で、尚且つ一糸乱れる事無くどこまでも高水準で完璧なセルフプロデュースに裏打ちされた職人技そのものの演奏技量も然る事ながら、男女混声ヴォーカルの絶妙なハーモニーが作品に眩いばかりな色彩感を与えており、全収録曲昇天必至の聴き処満載の傑作であると断言出来よう。

Web http://www.IZZMusic.com
    http://www.facebook.com/izzmusic

訃報〜R.I.P
ギ・ルブラン逝去。
画像
本ブログを綴っているさ中、突然私の許に悲しい知らせが舞い込んできました…。
ネイサン・マールそしてキャメルのキーボーダーでもあったカナダの名匠ギ・ルブランが4月27日に逝去しました。
死因は不明ですが突然のことに寝耳に水…青天の霹靂の思いで心にポッカリと穴が空いてしまったかの様です。
天に召されたギ・ルブランの御霊に慎んで御冥福をお祈り申し上げます。
そして…沢山の素晴らしい作品と思い出をありがとう!合掌。

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