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<<   作成日時 : 2014/10/30 10:11   >>

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 10月終盤に差し掛かった「Monthly Prog Notes」。
 今回もプログレッシヴの秋真っ盛りを物語るかの様な充実のラインナップが出揃いました。
 スポックス・ビアードやドリシアといったアメリカン・プログレ界の名うての強者プレイヤー達が結集した“フライング・カラーズ”2年振りの2ndは、単なる一介のワンオフなプロジェクトバンドといった概念を覆し超越した…近年稀の無い最高潮のテンションとハイクオリティーが織り成す傑出した一枚に仕上がっています。絶品です!
 北欧のHM/HR王国でもあるフィンランドから久々に登場の、プログレッシヴ・ハード系期待の新星“プログランド”も、ロード・オブ・ザ・リングさながらの素晴らしい幻想的なアートワークが思わず目を引く、北欧神話をヴィンテージ系のハードロックと抒情的で雄大なシンフォニックで綴った秀逸なデヴュー作に仕上がっています。
 イギリスのシンフォニック・トリオの新鋭“エメラルド・ドーン”の栄えあるデヴュー作は、徹頭徹尾全編に横たわる正統派ブリティッシュ・ロックの王道と伝統に裏打ちされた、英国人ならではの頑ななプライドとこだわりが垣間見える、陰影の森の調べにも似たリリシズムが存分に堪能出来る要注目作と言えるでしょう。
 肌寒さが感じられる様になった秋の夜長を、どうか月影のマエストロ達の奏でる調べに酔いしれて下さい…。


1.FLYING COLORS/Second Nature
   (from U.S.A 2014)

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       1.Open Up Your Eyes/2.Mask Machine/3.Bombs Away
      /4.The Fury Of My Love/5.A Place In Your World
      /6.Lost Without You/7.One Lost Forever/8.Peaceful Harbor
      /9.Cosmic Symphony
         T.Still Life Of The World
         U.Searching For The Air
         V.Pound For Pound

 ニール・モーズ、スティーヴ・モーズ、そしてマイク・ポートノイといった、アメリカン・プログレッシヴ界きっての名うての実力プレイヤー達によって結成され、2012年突如流星の如く我々の前にデヴュー作を引っ提げて、あれよあれよと瞬く間にベストセラーとなった、文字通りアメリカン・プログレ史上最高のスーパー・バンドになったと言っても過言では無いフライング・カラーズ
 そんな彼等の2年振りの新作が再び手元に届けられた時、改めて単なるイベント的な乗りで結成されたワンオフ・プロジェクトバンドではないという事を強く実感したのは言うに及ぶまい。画像
 ドラマティックで感傷的な旋律のピアノのイントロダクションに導かれるオープニングで思わず拳を強く握りしめ、知らず知らずの内に目頭が熱くなって久しく忘れかけていたロックへの感動に全身が震えてしまうくらい、ヴィンテージな感触と21世紀プログレッシヴのスタイリッシュさに加えて、多種多彩な音楽的要素がコンバインした…リスナーに息つく暇や隙も与えない位の目くるめく無限の音空間、そして最高潮なシンフォニック・エクスタシーと至福の時間を約束してくれる事だろう。
 ディキシー・ドレッグス、スポックス・ビアード、ドリーム・シアター…それぞれで培われた音楽経験値とファクターが見事一点集中したかの如く、広大な天空を突き抜ける様な高揚感と理屈を越えた熱き心と魂が全曲の節々から迸っている。
 軟弱コンビニポップスで悦に浸っているような中二病みたいな輩なんぞには理解し難い“これぞロック魂!”が存分に堪能出来る最高の一枚にして、まさにアメイジング!なロックがここにある。


Web http://flyingcolorsmusic.com/
    http://www.facebook.com/flyingcolorsofficial

Second Nature
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2.PROGELAND/Gate To Fulfilled Fantasies
   (from FINLAND 2014)

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       1.The New Era/2.Dead Calm Waters/3.Solar Boat
      /4.Ocean/5.One Day I Will Be Your King
      /6.Under The Ancient Sky/7.So Silently/8.Angel

 北欧フィンランドから久々にオッ!と思わせる骨のある強力なニューカマーが登場した。
 2007年に結成されシングルリリースを経て、ここに漸く満を持してフルレングスの正式デヴューを飾ったプログランド
 Vo、G、B、Key、Dsからなる5人編成で、バンド名通りの看板に偽り無しなプログレッシヴ・ハードロック系の期待の新星降臨を絵に描いた様なそのサウンドは、元来HM/HR人気が根強いお国柄だけあって、彼等もまた70年代ヴィンテージハードロックを愛して止まないリスペクトスタイルの作風を打ち出しており、一番近い線ではかなりユーライア・ヒープに相通ずるところが大きいと言えるだろう。
画像 ゴリゴリの北欧伝統系バイキングメタル路線でも21世紀のメロディック・ギターシンフォでもない、北欧の凍てついた森と湖といった抒情美とイマジネーションを想起させる、ブリティッシュ・ロック影響下の泣きのギターに、シンフォニックなオーケストレイションと古色蒼然とした佇まいの重厚なハモンドが縦横無尽に埋め尽くされ、決して一本調子なままのハードロックに終止する事無く劇的なまでに北欧神話を綴っていく様はもはや神がかりに近いものすら感じられる。
 何よりもかの『指輪物語』を彷彿とさせる様な素晴らしい美麗な意匠が目を引き、思わず手に取られる方々も多い事だろう。
 作品の素晴らしさも然る事ながら…プログレッシヴはやはりジャケットデザインが命であるという事を明確に意識したSonia Mota嬢の素晴らしいアートワークにも是非とも注目すべきであろう。 正直サウンドとアート共に傑作です。


Web http://powerofprog.com/profile/Progeland
    http://www.facebook.com/Progeland


3.THE EMERALD DAWN/Searching For The Lost Key
   (from U.K 2014)

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       1.Beyond The Wall/2.Buridan's Lament
      /3.Shadow In Light/4.In Search Of The Lost Key

 “エメラルドの夜明け”という名は体を表すという事を如実に物語っている、グリーンの鮮やかな色彩をモチーフに神秘的な扉の鍵穴が描かれた、もう如何にも英国然とした王道プログレ路線を地で行っている次世代の新星到来を予感させるシンフォニック・トリオ、その名もエメラルド・ドーンのデヴュー作。
 バンドリーダーと思われるギターからサックス、キーボードを手掛けるAlan“Ally”Carterを筆頭に、キーボード兼フルート奏者のTree Stewart、ドラマーのTom Jacksonというベースレスな編成で、ヴォーカルはCarterとStewartの両名が担当している。
画像 エニドやクラナドを思わせるサウンドワークながらも、時としてフロイドやジェネシス、クリムゾンの「ムーン・チャイルド」をも彷彿とさせるメロディーラインが顔を覗かせたり、サイケデリックからカンタベリー風、果てはブリティッシュ・トラディッショナルな趣を湛えた展開になったりと、21世紀スタイルのメロディック路線とは真逆ながらも単なるブリティッシュ・シンフォニックとは一線を画した、デヴュー作にして一筋縄ではいかない非凡な才気と個性を既に打ち出している。
 ブリティッシュ独特な陰影を孕んだ幽幻的なヴォーカルと相まって、インナー内に描かれたポール・ホワイトヘッド風な幻想世界のイラストレーションが、フェアリーの王国へ誘っているかの如く聴く者の脳裏に現世への遊離を駆り立てているかの様だ…。
 徹頭徹尾、果てしなく続く終わりの無い正統派のブリティッシュの音楽だけがそこにある。


Web http://theemeralddawn.bandcamp.com/
    https://www.facebook.com/TheEmeraldDawn

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