幻想神秘音楽館

アクセスカウンタ

zoom RSS Monthly Prog Notes

<<   作成日時 : 2014/04/30 12:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 今月最後の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 2014年のGW真っ只中、春から初夏へと季節の移り変わりが日に々々感じられる様になり、爽快で心躍る時季の到来と共に大注目のラインナップが出揃いました。
 CD‐Rによるプレデヴューのミニアルバムが大好評だったイタリア期待の新星“フェム”。
 ファンからの期待感を一身に受け待望のフルレングスの正式デヴューアルバムが遂にリリースされました。ドイツの幻想文学をモチーフにした夢物語を綴るかの如き大シンフォニック絵巻は、イタリアン・ロック史にまた新たな一頁を刻む会心の一枚となると共に必聴作であること必至です。
 美麗なフィメール・ヴォイスが魅力的なフレンチ・シンフォきっての幻視者“デリュージョン・スクワード”、待望の3rd新譜も要注目です。
 デヴューから一貫した世界の終末の果てを思わせるイマジネーションは今作に於いても健在で、禁断の聖域…或いは情念と激情にも似た音の渦に足を踏み入れる様な頽廃的なカオスが堪能出来るでしょう。
 イエス+GGを融合させたかの様な究極のシンフォニック・ワールドを構築し、デヴュー作が瞬く間に注目され世界中から大絶賛を浴びたカナダの新星“ドルックファーベン”の新譜2ndも到着。
 デヴュー作を遥かに上回るそのプログレッシヴ愛に満ち溢れた熱くパワフルでクールなインテリジェントをも垣間見せる素晴らしきサウンド・スカルプチュアは、プログレッシヴの歴史を彩ってきたイエスやGGのフォロワー系バンドをも凌駕する唯一無比の光彩を放っています。
 風薫る5月の陽光の中、プログレッシヴの匠達の紡ぐ音色に暫し時間を忘れて耳を傾けて下さい…。


1.FEM/Sulla Bolla Di Sapone
   (from ITALY 2014)

画像
    1. Il Giardino Delle Consuetudini/2.Microgen/3.Microgen Parte 2
   /4.Il Mondo Bianco Opaco/5.Consapevolezza
   /6.Incontro Con I Saponiant/7.Nella Citta/8.Il Signore Dei Pensanti
   /9.Processo Alla Verita/10.Riflessioni/11.Il Peso Della Conoscenza
   /12.Un Viaggio Lungo Un Istante/13.Reviviscenza
   /14.Ritorno Al Giardino/15.E Il Mondo Scoppiera

 2年前CD‐Rでのプレデヴューミニアルバム『Epsilon』が大きな話題と評判を呼ぶと共に、フルレングスの正式デヴューアルバムが長らく待たれていた、文字通り21世紀イタリアン・ロック期待の新星Forza Elettro Motrice=FEMこと通称フェム
 満を持して漸くここにプログレッシヴ・ファンが待ち望んでいたトータルコンセプトの大作主義に彩られたデヴュー作が登場した。
 ドイツの文学者Kurd Lasswitzの短編小説『Auf Der Seifenblase(シャボン玉の世界で)』をモチーフに、幻想的な文学世界をカラフル且つファンタジックに謳い上げたその内容たるや、画像まさに看板に偽り無きを絵に描いた様な期待に違わぬ…否!その予想以上のインパクトと高揚感を伴って、往年の70年代ヴィンテージ・イタリアンロックが持っていたロマンティシズムと醍醐味を継承・踏襲しつつも、あくまで21世紀の新世代らしさのイディオムを強く全面的にアピールした爽快な疾走感が堪能出来る会心の一枚に仕上がっている。
 リンカーンの名言ではないが、まさしくこれこそ“プログレッシヴを愛して止まないプログレッシャーによる万人のプログレッシヴ・ファンの為に創作された音楽”と言っても過言ではない。
 本文を綴っている私自身ですらも改めて思うに“嗚呼、長年プログレッシヴ・ロックを愛し続けて本当に良かった!”と思える位の説得力と真摯なまでのひたむきさ、真のプログレッシャーならではの頑ななこだわり感すらもひしひしと伝わってくる。
 感動と興奮、落涙以外の何者でもないピュアな感情の衝動すら想起させ…おそらく今年のベストワンに間違い無く食い込むであろう、もはやそんな風格すら漂っている彼等に心から拍手を贈ろうではないか。


Web http://www.femprogband.it
    http://www.facebook.com/femprogband

Sulla Bolla Di Sapone
Altrock/Fading
2014-04-15

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by Sulla Bolla Di Sapone の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



2.DELUSION SQUARED/The Final Delusion
   (from FRANCE 2014)

画像  Ordeal
  1.The Same River Thrice/2.Diaspora/3.Patient Zero/4.Reason Of State
  Awareness
  5.Devil Inside/6.Last Day Of Sun/7.Finally Free
  Deliverance
  8.Prisoner's Dilemma/9.Black Waters/10.By The Lake(Dying)
  Surreder
  11.Oblivion For My Sin/12.Persistence Of Vision/13.Deus In Machina

 2010年の衝撃的デヴュー作、そして2012年の2nd『U』を経て、以降2年毎のコンスタンスなペースを保持しながら着実に自己進化(深化)への道を歩みつつある、今やベテランの域に達した感と風格すら漂わせる21世紀フレンチ・シンフォニックの夢織人に相応しいデリュージョン・スクワード
 ここに届けられた待望の新作3rdは、意匠を拝見した限りあたかも同国のピュルサーの『終着の浜辺』といった文節すら思い起こさせ、デヴュー作から一貫していたグレーなカラーの黄昏時やら終末世界の果てといったヴィジュアルからガラリと一転して…物悲しさと寂寥感こそ不変であるものの、コバルトブルーに彩られた彼等ならではの見果てぬ幻視世界が構築されている。画像
 美麗なフィメールヴォイスのLorraine Young嬢を中心にメンバー間の強固な結束も不変であり、大御所のラッシュとはまた違った意味で最強のロックトリオとして位置付けられよう。
 安定した演奏力の素晴らしさと夢想感溢れる世界観も然る事ながら、それは決して何人たりとも侵してはならない…足を踏み入れてはならない禁断の聖域すらをも凝視する様な緊迫感すら漲っている。
 それはもはや傑作云々をも通り越して、アートワークさながら世界を取り巻く大きな情念と激情の潮流そのものであろう。
 作品タイトルの“Final”というキーワードがやや気になるところではあるが、願わくばどうかこれが最終作(!?)という暗示めいたものにならない事を切に願わんばかりである(苦笑)。
 ラウンドスケープ・ロックの極みと頂点に達したとも言うべき渾身と入魂の一作、心してお聴き願いたい。


Web http://DelusionSquared.com

Final Delusion
Delusion Squared

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by Final Delusion の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



3.DRUCKFARBEN/Second Sound
   (from CANADA 2014)

画像
    1.An Answer Dreaming/2.In Disbelief/3.Dandelion
   /4.Liberated Dream/5.Long Walk Down/6.Surrounds Me
   /7.Another Day/8.Second Sound

 3年前に青天の霹靂とも言うべきセンセーショナルなデヴューを飾り世界中のプログレッシヴ・ファンの度肝を抜いた、カナディアン・シンフォの超新星ドルックファーベン
 タロットカードを思わせる印象的な意匠に包まれた前デヴュー作に於いて、イエスとGGが融合したかの様な超絶無比と空前絶後の音世界を繰り広げ、続く次回作が大いに期待されていた彼等であるが、ここに満を持してめでたく新譜の2ndが届けられた。
 イエスの『こわれもの』を連想させる意匠の今作に於いても、前作を上回るテンションとポテンシャルを保持しつつ各メンバーの長年培われた音楽経験が遺憾なく発揮され、熱気の籠もったパフォーマンスの中に垣間見える欧州浪漫のリリシズムと研ぎ澄まされた知性が光っている。画像
 リーダー兼ギタリスト(ヴァイオリンやマンドリン等も手がける)でもあるEd Bernardの卓越したメロディーメーカーの手腕に加えて、プロデュースとコンポーズ能力を含めたスキルとセンスの高さも然る事ながら、アンダーソンを敬愛して止まないヴォーカリストの活躍、70年代プログレッシヴからのリスペクトを強く意識したキーボード群の重厚な楽曲、強固なリズム隊、どれを取っても一切無駄が無い完全無欠の期待に違わぬ素晴らしい内容を誇っている。
 70年代かつてのモールス・コード始めエト・セトラ、或いはアメリカのカテドラル、イエツダ・ウルファ、果ては昨今のスポックス・ビアード、エコリン、ミステリーといった強者達のヴィジョンがオーヴァーラップする中で、彼等独自の方法論と個性が頭一つ抜きん出た燻し銀の如き本作品を是非御賞味あれ!


Web http://druckfarben.ca

Second Sound
CD Baby
2014-03-22
Druckfarben

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by Second Sound の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
Monthly Prog Notes 幻想神秘音楽館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる