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<<   作成日時 : 2014/03/31 13:45   >>

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 今月最後の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 桜満開の春の訪れに相応しく、今月も超強力な新進勢のラインナップが出揃いました…。
 注目は長きに亘りプログレ冬の時代が続いていたオーストリアのシーンから、現状を打破し新世代の到来をも告げるであろう驚愕のニューカマー“マインドスピーク”の新人らしからぬハイレベルなデヴュー作は、新旧プログレ・ファンの垣根をも越えて心を鷲掴みにする事でしょう。必聴必至です!
 アルゼンチンの新鋭“レトサム・サリフ”の5年振りの新作2ndは、前デヴュー作以上の高揚感とヘヴィ・シンフォの真骨頂極まる、完全無欠のテクニカルな力作にして意欲作に仕上がっています。
 そして昨今ウクライナへの干渉等で何かと物議を醸している極東ロシアから、国家の浅はかな思惑云々を抜きにした(言うまでも無くロシアのアーティストや文化に非や罪はありません!!)素晴らしい驚愕の新星“インナー・ドライヴ”の堂々たるデヴュー作の登場です。
 音楽性のスキルの高さも然る事ながら、作品の底辺に根付いているヨーロッパ大陸の美学と様式美が鏤められた音楽世界の深みと重さが存分に堪能出来る会心の一枚と言っても過言ではありません。今後の要注目株となる事間違い無しでしょう。
 春爛漫の暖かでうららかな陽気をお供に、新世代の匠の“音”を是非御堪能下さい。


1.MINDSPEAK/Pictures
   (from AUSTRIA 2013)

画像
       1.Into The Void
      /2.Tragedy Of Perfection
        i)Inconstant Scales / ii)In The Still Of The Night
      /3.The Big Sleep
        i)Overture / ii)Empty Faces / iii)Balance /
       iv)A Stranger Coming Home / v)Kaleidoscope /
        vi)Letting Go
      /4.Reawakening

 オーストリアの首都…音楽の都ウィーンから、昨年末鳴り物入りで待望のデヴューを飾った期待の新星、その名はマインドスピーク
 バンドのフォトグラフを拝見した限り、メンバー全員まだ若干20代前半のティーンエイジャーと思われるが、演奏技量から録音クオリティー、スキルを含めたコンポーズ能力の高さに至るまで、アマチュア臭さが微塵も感じられず、個人的には先般取り挙げたカナダのヒュイスと並ぶニューカマーであると断言出来よう。
画像 ヴィンテージ・プログレッシヴの感触と現代的なメロディック・シンフォのセンスとが違和感無くコンバインしたジェネシス始めフラワー・キングス影響下を感じさせるエモーショナルな作風、同国のイーラ・クレイグを意識したオーケストレーション、果てはジェントル・ジャイアントの面影すら感じさせるコーラスワーク、“The Big Sleep”といった70年代ブリティッシュを想起させるマニアックな曲名といい、フレッシュ感溢れる若手世代ながらも生半可な気持ちでは無い、プログレの伝統を継承し21世紀シンフォニックの将来をも背負っていくという迷いの無い気概さと決意表明すら伝わってくる。
 俗っぽい言い方で恐縮だが、女性ヴォーカリストのViktoria Simon嬢はアイドル的な美形ルックスに加えて力強い歌唱力で、フランスのデリュージョン・スクワードのLorraine Young嬢と並ぶ今後の注目株に成り得るだろう。
 ガンダルフを例外にしても、長きに亘る沈黙を守り続けていたオーストリア・プログレシーンの現状を打破すべく降臨した救世主さながらのインパクトすら感じさせる。


Web http://www.facebook.com/mindspeakmusic


2.RETSAM SURIV/Danger
   (from ARGENTINA 2014)

画像
       1.Alto Voltage/2.Nuevos Tiempos/3.9:15/4.Siento
      /5.Amenazas De Un Final/6.Un Mundo Diferento
      /7.Transición Final (Danger)

 2009年の鮮烈なるデヴュー作以降、長きに亘り沈黙を守り続けてきたアルゼンティーナ・シンフォニック&プログ・メタルの注目株レトサム・サリフが、5年振りの新譜に当たる2ndを引っ提げて再びシーンに帰ってきた。
画像 血縁関係に当たる女性VoとKeyの二人を除き、ギター、ベース、ドラムが一新された新布陣で臨んだ本作品、意味深なタイトル始めバイオハザードマークの標識が印象的な緊迫感漂う意匠から、ダーク&ヘヴィな側面とアルゼンチン・シンフォ特有の抒情性と繊細さが同居した、チリのエントランスばりに迫るダイナミズムとアグレッシヴに満ちたテクニカルさとリリシズムが更に際立った出色の完成度を誇っている。
 メロディック・シンフォ系とは一線を画したハード・エッジなギター、ヴィンテージな感触をリスペクトしたかの如き情熱溢れるキーボードワーク、強固なリズム隊、力強くソウルフルなフィメール・ヴォイス…南米らしいパッションとイマージュを湛えた独特の世界観の中にも、ほんの一瞬脳裏を過ぎるひと時の穏やかな静寂を帯びた涼やかな微風にも似た知性が光っている。
 同国のネクサス、ジネテス・ネグロスとはまたひと味もふた味も違う音楽性と魅力が存分に詰まった力作に仕上がっている。


Web http://www.facebook.com/retsam.suriv


3.INNER DRIVE/Oasis
   (from RUSSIA 2014)

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       1.Way To The Unknown/2.Oasis/3.Inspired By Pink Floyd
      /4.Full Moon/5.Life In Our Minds/6.Elephants
      /7.Lost Dreams/8.Chaos/9.Aibga/10.Transience

 ややロジャー・ディーンを意識したかの様な、もう如何にもといった感のジャケットワークが印象的な、またもや大型新人の到来を予感させるロシア期待の新鋭インナー・ドライヴ
 イタリアはリザード・レーベルからのデヴューに当たる本作品は、06年のバンド結成以降…07年から現在に至るまでコンスタンスに録り貯めておいた沢山もの音源をセレクトし集約させた、まさしく御挨拶代わり(と言うには余りも完成度が高過ぎて困ってしまうが…)と言っても差し支えの無い、初出の作品にしては密度の濃い早くも大物感にも似た風格すら漂っている。
 リーダー兼キーボードにしてコンポーザーでもあるSergey Bolotovを筆頭に、曲と年代によって参加メンバーのバラつきこそあるものの、ベースとドラムを加えたトリオスタイルを基本に、ヴァイオリン、フルート、ギターがゲスト参加しており、収録された全曲の端々に漂うヨーロッパの様式美とロマンティシズムをも禁じ得ない。画像
 クリムゾンやフロイドをルーツにUK、PFM、バンコ、21世紀のプログレ枠ならアフター・クライング、同国のロスト・ワールド・バンドと並ぶ位のハイテンションとパッセージすら匂わせ、いともスマートに端整なピアノワークとヴィンテージ感覚を湛えたハモンドと分厚いシンセ系とのせめぎ合いに、もはや感動や驚嘆、理屈云々をも越えた溜息すら出てくる始末である。
 音楽性のスキルの高さも然る事ながら、チェンバーな質感と雰囲気の中にも内に秘めた闘争心をも彷彿とさせる攻撃的で激情な側面すら垣間見える。
 言ってみれば本作品はまだほんの序章に過ぎず、真の本領発揮は次回作になるのではと思うと、いやはや…まさに末恐ろしいアーティストが極東の地より登場したものであると、私自身ですら全身の震えが止まらない(苦笑)。


Web http://www.facebook.com/innerdriveband
    http://www.myspace.com/innerdriveband

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