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<<   作成日時 : 2014/02/28 16:11   >>

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 2月最後の「Monthly Prog Notes」をお届けします。
 例年に無い大豪雪に見舞われた凍てつく様な厳寒の2月も終わりを迎え、期待と希望に膨らむ春の到来ももう間近…。
 そんな冬から春への季節の移り変わりと共に、世界各国からのプログレッシヴ・ムーヴメントも“起死回生”の言葉通りに超強力ラインナップが出揃いました。
 今や大きな話題となっているブリティッシュ・プログレッシヴの隠れた至宝“ブラム・ストーカー”の41年振りの新作は、決して伝説的存在のままでは終わらせない不退転ともいうべき大きな決意表明にも似た、まさしく「音の匠」とも言える英国本来の温もりとベテランならではの味わい深さが感じられる秀逸の必聴作、今ここに堂々のカムバックです!
 2008年にデヴューを飾りながらも惜しくもたった一枚の作品を遺し解散したアメリカン・シンフォの新鋭MOTH VELLUMから、ギタリストを中心に新たに結成された…より以上にイエス・フォロワーのカラーを強くした“パーフェクト・ビーイングス”も注目作。
 御大ハウの影響下とリスペクトを全面に押し出したギターサウンドは超絶の域とも言える白眉の出来栄えを誇ってます。
 久々のフレンチ・シンフォニックからは期待のニューカマー“ギャンビット”の登場です。
 満を持してと言わんばかり…大御所のアンジュ、果ては21世紀の旗手ネモといったロック・テアトル伝統の灯を脈々と受け継いだ気概とスタイルに、正統派フレンチ・シンフォの王道と意気込みすら垣間見える好作品に仕上がってます。
 穏やかで麗らかな春の息吹をも感じさせるハートウォーミングなシンフォニックの綴れ織りに、暫し時間を忘れて耳を傾けて下さい。

1.BRAM STOKER/Cold Reading
   (from U.K 2013)

画像
       1.Climbing The Gyroscope/2.Cold Reading/3.Fast Decay
      /4.Calling Me Home/5.Chasing Red/6.Joust
      /7.New Adventure/8.Like Autumn Now/9.Fingal's Cave
      /10.Light At The End Of The Tunnel

 1972年に唯一作『Heavy Rock Spectacular』を遺して解散した、ブリティッシュ・プログレの隠された…まさしく伝説的至宝の存在とも言えるブラム・ストーカー
 リーダー兼KeyのTony Bronsdonを核に、長年の音楽的盟友Tony Lowe(ギターからベース、キーボード、ドラムプログラミングまでマルチに手掛ける)、そして新たなヴォーカリストとしてWill Hackを迎えた変則トリオスタイルで再編され、実に41年振りにリリースされた待望の復活作とも言える2ndアルバム。画像
 バンドネーミングに相応しい…実に意味深でインパクト大な意匠(陽光と雲のコントラストが馬、或いはドラゴンの頭部をも思わせる)に包まれた新生ブラム・ストーカーのサウンド像は、時代に呼応したデジタリィーな器材を駆使した21世紀プログレッシヴな範疇に位置付けされる構築的でクリアーなサウンドではあるが、そこはやはりTony Bronsdonの職人芸的な拘りもあってか、ちゃんとしっかり70年代から培われたヴィンテージな感触と気概が根付いており、熟成されたアダルティーな雰囲気と言うか良質で極上のメロディーラインに都会的でお洒落なポップスのセンスが備わった最高のヒーリングタイムを貴方(貴女)に約束してくれるだろう。
 72年の1作目で収録された「Fast Decay」「Fingal's Cave」の2曲がリアレンジ再録されているのも嬉しい限りである。
 彼等の生きた伝説は次なるステップ=第2章を迎えたばかり、今後の動向からますます目が離せない。


Web http://www.bramstokermusic.com


2.PERFECT BEINGS/Same
   (from U.S.A 2014)

画像
       1.Canyon Hill/2.Helicopter/3.Bees And Wasps
      /4.Walkabout/5.Removal Of The Identity Chip
      /6.Program Kid/7.Remnants Of Shields/8.Fictions
      /9.Primary Colors/10.One Of Your Kind

 過去に「Monthly Prog Notes」でも紹介された…イエスとジェネシス影響下のアメリカ期待の新鋭MOTH VELLUM。
 2008年にたった一枚のアルバムをリリースし、残念ながら短命単発で解散してしまったものの、ギタリストのJohannes Luleyが中心となって更なるイエス・フォロワーともいえる新バンドパーフェクト・ビーイングスが結成された。
 本作品は今年リリースされたばかりのデヴューアルバムで、画像フロイドの『狂気』をも彷彿とさせる意匠ではあるが、中身はちゃんとしっかりイエスないしスター・キャッスルばりのシンフォニックワールドが繰り広げられており、Johannesのギターは最早完全に“これって…もしかしたらハウ本人じゃないのか!?”と思わせるくらいの気迫が漲っている。
 徹頭徹尾イエス愛に満ちた作風ながらも、アンダーソン風なヴォーカルとはあくまで一線を画した独自性の主張と自らのバンドスタイルとカラーを貫いたオリジナリティーが端々に垣間見えて好感が持てる。
 5曲目で聴かれる怒涛の如き音の流れに「Awaken」の幻影が見出せる事だろう。願わくば…もし次回作が期待出来るのであれば、ジャケットアートはロジャー・ディーンと行きたいところではあるが、それはプログレの神様のみぞ知るところであろうか(苦笑)。


Web http://www.perfectbeingsband.com


3.GAMBIT/Abyssal
   (from FRANCE 2013)

画像
       1.Abyssal…/2.Le Manège En Chantier/3.La Valeur Des Choses
      /4.The Froggy Tongue/5.Le Néant/6.La Course Contre Le Temps
      /7.…Abyssal

 「彼らはグループというものではなく、夢の中で移動する魔法の実体である...」
 …と、フレンチ・ロックテアトルの大御所アンジュの御大クリクチャン・デカンから賛辞を受けた、チェス駒の名を冠した期待の新鋭ギャンビット
 フランスはコート・ダジュール圏の地方都市アンティーブにて結成され、期待の新鋭ながらも活動歴はもう概ね10年近くにも及ぶ実績を誇っている。
 つい最近になってその存在が大きく注目され、2009年のデヴュー作『Machiavelique』と共に初上陸を果たした本作品は昨年リリースされたばかりの2ndに当たる。画像
 彼等自身、紛れも無くアンジュ、モナ・リザ、果ては昨今のネモから絶大なる影響を受けており、フレンチ・プログレッシヴ伝統のロック・テアトルを脈々と受け継いだ次世代の新たな担い手として期待が寄せられている。
 本作品でヴォーカリストが新たに交代し、ヘヴィなギターにリリカルなキーボード…とサウンド的にはよりネモに近い作風となっており、デヴュー時以上にシアトリカルな色合いが増しているのも特筆すべきであろう。
 日本の漫画文化やジャパニメーションがもてはやされているフランスのお国柄ならではを意識した装丁にも微笑ましさを感じる。
 プログレッシヴ=伝統の継承であるという事を改めて強く物語っている好作品に仕上がっている。


Web https://www.facebook.com/gambitband06


画像 …そして、プログレッシヴ・ロック、イタリアン・ロックを愛する大勢のファンの方々へ。
 先週金曜日に不慮の交通事故で他界されたバンコのヴォーカリストにしてバンドの顔でもあったフランチェスコ・ディ・ジャコモ氏に哀悼の意を表すると共に、この場をお借りして氏の魂に慎んで御冥福をお祈り申し上げたいと思います。
 ジャコモおじさん…沢山の素晴らしい作品と思い出を有難うございました。合掌。

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