幻想神秘音楽館

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<<   作成日時 : 2013/08/30 14:48   >>

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 概ね2ヶ月…否!8月ももう終わりに差し掛かっているので、厳密に言えば約3ヶ月振りの「Monthly Prog Notes」の更新です。
 『幻想神秘音楽館』への復帰再開…先日久々に更新した「一生逸品」でも事の顛末について触れているので敢えて重複は避けますが、私の周りで諸々な事情が追い討ちをかけ精神的疲弊が重なった事に加えて、今夏の狂ったかの様な猛酷暑の影響で思考も停止気味に陥り気味だったのが正直なところです(苦笑)。
 身体を鍛え音楽に触れながら心穏やかに過ごしつつ、再びベストなコンディションへと戻すまでかなりの日にちや時間を費やさなければなりませんでした。
 この場をお借りして改めて皆様に御心配をおかけしてしまった事を深くお詫び申し上げます…。

 「Monthly Prog Notes」復帰の最初は、今まで3ヶ月近く聴いてきたプログレッシヴ・シンフォニックの新譜…まあ、傾向としてはほぼイタリアン系の新鋭ばかりで占められる形になりましたが、その中でも自他共に認める傑出した新着盤を3作品厳選して取り挙げてみました。
 70年代の熱い魂のイタリアン・ロック黄金時代が再び甦ったかの如く、40年間もの長い時間のカタルシスをも見事に埋め合わせてくれたであろう“ラ・コッシェンツァ・ディ・ゼーノ”の待望の2作目、そしてデヴュー作であるにも拘らず往年のPFMやアレアといった血筋やパッションを見事に継承した“イングラナッジ・デッラ・ヴァッレ”、この両バンド共聴き処満載で聴く者の心を打ち胸をも熱くさせること必至でしょう。
 新世代イタリアン・ロックの片やもう一方の流れ…昨今のメロディック・シンフォ系をも内包したブリティッシュ・プログレッシヴ=英語の歌詞によるワールドワイドな方向を目指している、俗に言う21世紀型プログレッシヴに於いて英語のヴォーカルながらもイタリアらしいアイデンティティーを損なう事無く見事に融合した決定版とも言える期待の新星“アクティヴ・ヒード”のデヴュー作は、夢を忘れない大人の為に捧げられたお伽噺にも似た音楽世界を創作しています。
 狂おしいまでの夏の暑さももう少しで終わり…プログレッシヴな作品に相応しい最良の季節がまた再び巡って来ます。
 去り行く夏に惜別の思いを抱きながら、新たな楽師達の生命の息吹に触れてみて下さい…。

1.LA COSCIENZA DI ZENO/Sensitivita
   (from ITALY 2013)

画像

       1. La Citta Di Dite/2. Sensitivita/3. Tenue
      /4. Chiusa 1915/5. Tensegrità/6. Pauvre Misère
      /7. La Temperanza

 2011年のセンセーショナルなデヴュー作で、プログレッシヴ・ロック+イタリアン・ロックを愛して止まない世界中のファン達の心をも鷲掴みにし、瞬く間に次世代の期待の新鋭として注目される事となったラ・コッシェンツァ・ディ・ゼーノ。絶大且つ熱狂的に迎えられた衝撃のデヴューから2年振りの待望の新作がここに登場である。
 前デヴュー作での評判に臆する事も変に気負う事も無く、むしろ期待を遥かに上回る…実に終始のびのびとした環境で創作に臨んだという事が全収録曲の端々から感じ取れる好作品に仕上がっている。
画像 端正なピアノの調べ、メロトロンやソリーナといった往年のアナログの名器を大々的にフィーチャリングしたツイン・キーボードに、イタリアン・ロックの伝統に裏打ちされた歌心を大切にしたヴォーカル、ギターにリズム隊の6人編成に加え、フルート、ヴァイオリン、チェロ、更にはもう一人のメロトロン奏者をゲストに迎えた、まさしくイタリアン・ロック特有の大らかさと懐の広さといった絢爛豪華な大盤振る舞い、まさしくここに極まれりといったところだろうか。
 受け継がれるイタリアン・ロックの王道と伝統、そして21世紀らしい時代相応の新たな息吹とエッセンスとが見事なまでに融合した感動の音楽が、これでもかと言わんばかり貴方(貴女)の心を圧倒し目頭をも熱くする事だろう。
 70年代への憧憬やリスペクト云々をも超越し、純粋無垢なまでに自らの音楽世界を昇華したイタリアの陽光と陰影とが色濃く反映された結晶と言えよう。

Web http://www.lacoscienzadizeno.it


2.INGRANAGGI DELLA VALLE/In Hoc Signo
   (from ITALY 2013)

画像

       1. Introduzione/2. Cavalcata/3. Mare In Tempesta
      /4. Via Egnatia/5. L'Assedio Di Antiochia/6. Fuga Da Amman
      /7. Kairuv' An/8. Masqat/9. Jangala Mem
      /10. Il Vento Del Tempo/11. Finale

 今年2013年は40年振りにイタリアン・ロックの熱い年になりそうな勢いである。
 プロジェネシ、ル・ポルテ・ノン・アペルテ、タグス、アンレアル・シティに続き、またしてもとてつもなく素晴らしい新進気鋭のニューカマー、その名はイングラナッジ・デッラ・ヴァッレの登場である。
 ベッペ・クロヴェッラが率いる90年代のロマンティック・ウォリアーズを彷彿とさせる様な意匠に彩られたアートワークに思わず目を奪われる。
 Vo、Key、G、Violin、Dsによる5人編成でベーシストを始めとする多彩なゲストプレイヤーを迎えており、中でも注目すべきはVDGGのデヴィッド・ジャクソン、そしてアングラガルドのマティアス・オルスンの参加には驚かされる。画像 “イタリアン・ロックの情熱と興奮よ今再び!”と言わんばかりに、ハモンドオルガン始めモーグ、メロトロン、果てはELKAやJENといったイタリア製ヴィンテージ・キーボードを贅沢且つ縦横無尽に駆使した、その攻撃的で疾走感に溢れめまぐるしく変化するサウンドたるや…あたかもそれは、かつての70年代のPFM始め、アレア、果てはアルティ・エ・メスティエリの残像と生き写しを見ている様な錯覚に捉われる事だろう…。
 声高らかに王道復古を謳い伝統回帰を目指した、まさしく地中海の風にも似た旋律が色鮮やかに甦って脳裏を駆け巡る思いは、よもや時代や世代をも超越した感動と興奮以外の何物でもない!
 力強さと繊細さが隣り合った白熱な演奏に酔いしれつつも心で泣ける入魂の一作、どうか多くの方々に聴いて欲しいと願わんばかりである。

Web http://www.ingranaggidellavalle.com


3.ACTIVE HEED/Visions From Realities
   (from ITALY 2013)

画像
       1. Flying Like A Fly/2. Awake?!/3. Now What?
      /4. Me, Five Seconds Before/5. With Joy/6. Melting Of Realities
      /7. Forest And Joy/8. The Weakness Of Our Spinning
      /9. Without Joy/10. Every Ten Seconds Before
      /11. FFF Flashing Fast Forward/12. If I Will Never Be
      /13. Me, One Second Before Johan Robeck
      /14. Usual Plays In Heaven - Be Kind And Talk To Me
      /15. Our Vast Emptiness

 ミラノ在住の詩人兼アーティストUmberto Pagnini主宰のシンフォニック・ロックユニット、その名もアクティヴ・ヒード。本作品は待望のデヴュー作に当たる。
 作詞・作曲のUmbertoを筆頭に、彼の友人に当たる多数ものゲストアーティストとシンガーを迎えて製作されたその意欲的な作品の内容は、淡い青を基調としたファンタジックなイメージ通りの意匠と寸分違わぬ、地中海の青とイタリアの自然の緑と風といった爽快で清々しい開放的なイメージを湛えた、明るく開放的でキャッチーなポップさを加味した素晴らしいシンフォニック・ロックに仕上がっている。
画像 イエス、ジェネシスといったブリティッシュ・プログレッシヴの大御所始め、マリリオン、ペンドラゴン系のメロディック・シンフォニックから多大な影響を受けつつも、無国籍なインターナショナル指向へ迎合したり変に一本調子に陥る事も無く、英語の歌詞によるヴォーカルながらもあくまでイタリアン・ロックの持つ熱いまでのパッションを継承した新世代らしいアプローチと揺るぎ無い自信と決意表明が、本作品を聴き込む度に心安らぐ温かみと好感を抱かせる。
 同じ新世代イタリアン・ロックに於いて、幾分内省的な傾向のTHE FORMER LIFEとは真逆な外へ外へと向けられた生命力と躍動感に満ち溢れた、Umberto自身の思い描く理想郷にも似た世界観が作品の端々に垣間見られる。
 一介のマルチプレイヤーとは一線を画した、単なる独りよがりで自己満足な多重録音とは全く趣が異なる、正真正銘…夢見る事を忘れない大人の為に捧げられた素敵な作品でもある。必聴作!

Web http://www.activeheed.com

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