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<<   作成日時 : 2013/02/27 17:46   >>

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 2月の「Monthly Prog Notes」をお届けします…。今月のラインナップは先月のイタリアオンリーに負けず劣らずの内容で、日本、イギリス、アメリカというプログレ大国から強力な大推薦盤が大挙目白押しとなっております。
 日本からは関東圏プログレの期待の新鋭にして21世紀ジャパニーズ・プログレの将来を担うと言っても過言では無い“アーリー・クロス”。
 以前本ブログでも取り挙げたプレデヴューのミニアルバムを経て、満を持しての待望のフルレングス・デヴュー作は日本のロックというカテゴリーや洋楽へのリスペクトという範疇をも超越した、全世界に視野を向けた新時代の幕開けを告げるヘヴィ・プログレッシヴを構築しております。ジャンルという垣根をも越えた要必聴作!
 栄光の大英帝国からは、伝統のブリティッシュ・ロックの血と王道を踏襲したジェントリーでモダンさとスタイリッシュさがアップデイトされた新進気鋭“ライフサインズ”が到着。
 そのジェネシスと初期イット・バイツを彷彿とさせる唯一無比のシンフォニック・スタイルは、久しく忘れかけていたブリティッシュ・プログレの熱き思いと憧憬を呼び覚ます事必至です。胸を打つ感動に震えて下さい。
 アメリカからは、スウェーデン、イタリアからのメンバーで編成された…まさしくプログレ多国籍軍さながらといった感の“ミンストレルズ・ゴースト”のデヴュー作を。
 欧州浪漫然としたバンドカラーとネーミングその作風と相まって、アーサー王伝説をモチーフにしたファンタジック・アドベンチャーをも想起させる泣きのギターをフィーチャリングしたサウンド・イマジネーションは、プログレを心から愛して止まない方々の為にリリースされたと言っても過言では無い位、崇高且つ荘厳な音楽絵巻を繰り広げてます。
 凍てつく様に厳しかった冬も終わりを迎えつつあり、希望で心躍る春の到来に相応しく…真摯で純粋な楽師達の饗宴をお聴き下さい。

1.EARLY CROSS/Pathfinder
   (from JAPAN 2013)

画像
       1.Ashes & Yarrow/2.Cry Havoc/3.Hymn To The Fallen
      /4.In The Half Light Of The Canyon/5.Cairn
      /6.The Pilgrimage/7.The Fog

 ジャパニーズ・プログレッシヴ…否!日本のロック史に於いて、数々の美辞美麗な賛辞・称賛が霞んでしまう位、本作品こそ極みを超越した最大級の金字塔にして、また新たな時代の一頁が刻まれたと言っても過言ではあるまい。
 関東圏出身というカテゴリーをも超越した全世界待望の期待の新鋭にして、アルバムタイトル通り“先導者”の名に相応しい21世紀ジャパニーズ・プログレッシヴの旗手アーリー・クロス。念願の正式フルレングス・デヴュー遂に降臨である。
 ギターからハモンド、果てはメロトロン、ブズーキまでをマルチに手掛けるリーダー加藤寛暁の作曲・コンポーズ並びプロデュース能力の秀でた高さも然る事ながら、メンバー全員の演奏技量からジャケットアートに至る全てに於いて最早日本のミュージックという枠をも超えた、画像全収録曲のスキルの高さを含め破格級とも言える極上のクオリティーは、超絶という安易な言葉では収まり切れない位、空前絶後にして驚天動地という代名詞を思わせる強大なインパクトを持った、凍てつく北欧の慄然としたイマジネーションとリリシズムを孕んだ激情とロマンティシズムが濃密に凝縮された音のうねりそのものである…。
 『暗黒の世界』『レッド』期のクリムゾン、或いは『Still Life』期のVDGG、デヴュー初期のオール・アバウト・イヴ、昨今の一連の北欧ヘヴィ・シンフォ系グループの幻影…etc、etcが、聴く者の脳裏にオーヴァーラップしてくる事だろう。
 紅一点というには余りにも畏れ多い位のヴィジュアルとエキゾチックさを湛えたナターシャ嬢(ウクライナと日本のハーフ)の狂おしいまでの哀感と恋情を帯びた歌唱力はまさに聖像(イコン)の啓示にも似通っており、リスナーをも震撼させる位の神々しくも気高いオーラをきっと目の当たりにする事だろう…。
 アネクドテンのJan Erik Liljeström始め数名のサポートゲストの好演も実に素晴らしい。
 兎に角今は何よりも紆余曲折と数々の試行錯誤を経て完成された…HM/HR、プログレッシヴのみならずトラディッショナル、ケルト…等の様々な音楽的要素が集約されジャンルの垣根をも越えた珠玉にして至高の一枚を、一人でも多く沢山の方々に聴いて頂きたいと願わんばかりである。
 大仰な言い方は差し控えたいところではあるが、本作品を聴かずして2013年のジャパニーズ・プログレの新時代到来は語れないだろうし、仮にもし本作品をスルーしようものなら十数年分の音楽人生を損する事、実に勿体無い限りであろう。無論、今世紀最大級の超推薦必聴作であることだけは保障する!

Web http://www.earlycrossband.com/jp


2.LIFESIGNS/Same
   (from U.K 2013)

画像
       1.Lighthouse/2.Telephone/3.Fridge Full Of Stars
      /4.At The End Of The World/5.Carousel

 誉れ高き大英帝国からとてつもないインパクトとイマジネーションを引っ提げて強力なニューカマーが登場した。
 ライフサインズと名乗る、Key&Vo、Ds&Per、B&Voによるトリオ編成。
 よく有りがちな典型的キーボードトリオとは趣旨・イメージが異なる、その印象派の絵画を思わせるイギリス特有の陰影を帯びた田舎町と田園風景を描いた意匠のイメージと寸分違わぬ、かのジェネシス影響下にして初期イット・バイツの要素とイエス風のコーラスハーモニーとが見事にコンバインした、伝統的ブリティッシュ・プログレッシヴの王道とリリシズムを踏襲した、ジェントリーさの中にモダン且つスタイリッシュなメロディアスとタイトなリズム感に裏打ちされた爽快感溢れる作風に仕上がっている。
  各々のメンバーも、御大のウェットンやハケット関連のバンドで腕を磨いてきた強者級の熟練者だけあって、画像成る程ポッと出の新人とは格の違いを見せつけるだけの技量に加え、一朝一夕では成し得ないプログレへの愛情と経験を心得た上手さと味わい深さが感じられるのも頷けるというものだ。
 サポートゲストで参加している、御大のハケットを始めとするそれぞれタイプの違う3人のギタリストに、フォーカスの要タイス・ヴァン・レールをフルートに迎えた、まさしく黄金時代と新世代との夢の饗宴(共演)という言葉に相応しい…これぞ21世紀プログレッシヴだからこそ為せる業と言っても異論はあるまい。
 そんな時代相応の新たな息吹きの中にも、どこかしら懐かしさ漂うブリティッシュ・ロックの雰囲気に微笑ましさと安らぎ感を覚えてしまう。落涙必至の必聴作になるだろう。

Web http://www.facebook.com/signslife


3.THE MINSTREL'S GHOST/The Road To Avalon
   (from U.S.A 2012)

画像
      Part I The Desion
       1.The Journey Begins (The Avalon Overture)/2.Avalon Part I
      /3.Merlin/4.Lady Of The Lake/5.Excalibur/6.Avalon Part II
      Part II The Life
       1.Camelot/2.A Love Betrayed/3.The Son/4.Avalon Part III
      /5.Le Morte D'Arthur/6.The End
      Bonus Track
       The Road To Avalon

 嗚呼…何とユーロ・プログレ然としたファンタジックな意匠であろうか。そんな呟きすら聞こえてきそうなアメリカ出身の欧州浪漫の求道者にして新進気鋭のミンストレルズ・ゴーストの満を持してのデヴュー作。
 “吟遊詩人の亡霊”といった如何にもといった感のグループ・ネーミング、中世の騎士道物語、アーサー王伝説をモチーフにした、あたかもRPGを意識したかの様なプログレ・ファンなら迷わず手を伸ばす事必至のアートワークの素晴らしさと美しさも然る事ながら、アメリカンな佇まいや雰囲気を極端に排した、ユーロ・ロック傾倒寄りのキャメルやフラワーキングス影響下の泣きの抒情美と哀愁感漂う旋律に、21世紀プログレファンのみならず往年のプログレ愛好者の方々にもアピールするところ大であろう。
 安易にプログレメタル寄りになる事無く、収録曲のタイトルからも取れる様にその純粋なまでのプログレッシヴ・ロック愛に満ち溢れた生粋の職人肌をも思わせる気概と潔さには感服するばかりである。画像
 『ロード・オブ・ザ・ロング』をも彷彿とさせる、ハリウッド製のファンタジック・アドベンチャームービーさながらの効果音を活かし、映画ばりのダイナミズムと迫力満載なイマージュとヴィジョンをも垣間見る様な思いに捉われてしまう。
 ヴォーカル始めギターからキーボードまでマルチに手掛けるBlake Carpenterを筆頭に、ギター、ベース、そしてフラワーキングスのドラマー始め、イタリアのガンダルフズ・プロジェクトのキーボーダーが参加しており、まさしくプログレ多国籍軍さながらといったところだろうか…。
 ニュー・エデン・オーケストラ、アドヴェントといった欧州系寄りに追随する、良い意味でスポックス・ビアードやIZZといった流派と対極を成す存在になりそうで、今後の動向には注視せねばなるまい。
 3面開きのデジパックにインナーブックの充実さには目を見張るばかりで、これが自主リリースというのも驚愕に値する…。改めて思うに最近のプログレ系自主レーベルには侮れない物が余りにも多過ぎるから嬉しい悲鳴も出るのだが(苦笑)。

Web http://www.minstrelsmusic.com 

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