幻想神秘音楽館

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<<   作成日時 : 2009/12/31 17:36   >>

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2009 Final Special !!

画像 2009年も残すところあと数時間となりましたが、皆様から御支援を頂いている『幻想神秘音楽館』の更新も、今年はこれが最後となります。
 一年間本当に有難うございました。私自身、至らぬところも多々ありましたが、まあ…山あり谷ありと何とか今年も無事に乗り切る事が出来ました。
 来年こそは気を引き締めて当ブログをしっかりと運営し、新たな気持ちでプログレッシヴ・ロックムーヴメントに臨むと共に、より以上に真摯に取り組んでいきたい所存です。どうか今後とも引き続き宜しくお願い致します。
 
 さて今年最後の「Monthly Prog Notes」は、2009年の最後を締め括る特別企画といたしまして、今年一年間紹介してきた多くの作品の中から、個人的な主観や思い入れを含め厳選に厳選を重ねて選び抜いた、私の“個人的プログレッシヴ・ベスト10”なるものを発表したいと思います。
  それでは、皆様良いお年をお迎え下さい。


画像 第1位 LATTE E MIELE/Marco Polo 〜 Sogni E Viaggi
 まさしく奇跡の復活と共に大ベテランの称号と賛辞に相応しい、70年代から21世紀の現在までに至るイタリアン・ロック史に燦然と光り輝くであろう、あの70年代の名作『受難劇』と並ぶ一大抒情詩と絵巻物語の最高傑作!
 オープニングから怒涛の波の如く押し寄せるパイプオルガンとオーケストラの分厚い音の壁に誰しもが打ちのめされる事必至であろう。この作品を聴かずして2009年は語れない…。




画像 第2位 SECRET GREEN/To Wake The King
 今年2009年は例年以上にブリティッシュ勢が健闘した一年だったと思う。後のランキングにも登場するアクアプラネージ始め、I/Oアース、ベテランIQの久々の新譜、関連バンドのダーウィンズ・レイディオの新譜といい、なかなかに力作・傑作揃いだったように思う。
 そんな中で、大英帝国らしい森と伝説の調べを、エニド譲りのオーケストレイションとトラディッショナルな旋律に乗せて謳った、ブリティッシュ・シンフォニックの王道と往年の息吹を彷彿とさせる、伝統の重みと風格がひしひしと伝わってくる感動的な一枚である。目を瞑ると…森と湖と英国の伝説が色鮮やかに映像的に甦る事であろう。


画像 第3位 ASTRA/The Weirding
 ロジャー・ディーンをモロに意識したかの様な意匠といい、70年代のブリティッシュ・ロックが持っていたヴィンテージ感が一気に逆行したかの様な、ある意味一朝一夕では出来ない、とことん70年代マニアックな領域すらも超越・凌駕したモンスター級のヘヴィ・プログレの快作にして怪作。
 ツイン・メロトロンにハモンド、アープオディッセイといった往年の名器を徹底的に駆使し、これが今年デヴューしたばかりのアメリカン・プログレッシヴの新鋭なのかと思うと将来的な成長が楽しみな反面、どこまで大化けするのかが何とも怖いもの見たさな興味がそそられる。


画像 第4位 AQUAPLANAGE/Same
 2009年初頭は、まさにこの彗星の如きニューフェイスの登場で俄かに大きく湧き返ったと言っても過言ではあるまい。
 『こわれもの』『危機』といった黄金時代のイエスの再来を彷彿とさせる、ブリティッシュ・プログレの伝統と気高い精神を垣間見る思いが存分に堪能出来た会心の一枚。
 ジャケットの意匠も見事の一語に尽きる。これで自主リリースなのが、とても信じられない…。




画像 第5位 FANTASMAGORIA/Day And Night
 ここ暫く停滞気味な感があった日本のプログレッシヴ・シンフォ系において、久々に自分の心をガッと鷲掴みにした会心の一枚にして誠に天晴れな快作。
 ヴォーカルレスながらも、マイミクの藤本美樹女史が奏でるヴァイオリンの天上の音楽の如き調べとキーボード、ギターとリズム隊の一糸乱れる事の無い完全無欠な音空間に心が躍り飛翔する。
 ジャパニーズ・プログレッシヴも遂にここまで来たのか…。




画像 第6位 BELIEVE/This Bread Is Mine
 ジャケットの仄暗い意匠と相まって、ダークな佇まいながらも触れただけでスパッと切れそうな剃刀の刃の様な危険なソリッド感と、黄昏時にも似た静寂と寂寥感とが抒情的に木霊する、プログレ初心者にはかじり聴き厳禁な重くて渋い、全編マイナーコードを縦横無尽に多用したミレク・ギルのギターと日本人ヴァイオリニスト“サトミ”のヴァイオリンとの旋律が悲しみを湛えつつ泣き叫ぶ珠玉の一作。
 ポーランド産プログレッシヴの現在進行形スタイルを窺い知る上で申し分の無い好作品と言えよう。勿論、聴き手をも選ぶという事を忘れてはいけないが…。


画像 第7位 AMARYLLIS/Inquietum Est Cor
 年末近くに滑り込みセーフで入ってきたポーランド期待の新星。往年のフロイドを彷彿とさせる効果音の使い方始め、プログレHM/HRに近い感触のツインギターを擁しながらも、民族楽器奏者と美麗な女性ヴォーカリストとゲスト参加のキーボーダーの好サポートで、単なるプログレ・ニューカマーで終始する事無く、全曲聴き終えた後に何とも筆舌し難い新鮮な感動が呼び覚まされる事だろう。
 オランダのキングフィッシャー・スカイ、或いは現在デヴュー作をレコーディング中の日本のアーリー・クロスに極めて近いものを感じる。



画像 第8位 5bridges/The Thomas Tracks
 ひと口に言ってしまえば、オランダ出身のジェネシス・フォロワー・タイプのバンドであるが、単なる懐古趣味の音では無い、自分達なりにジェネシスの持っていたリリシズムを解釈し、今まで培われてきた様々な音楽経験をミクスチャーし、都会的なセンスと現代という同時代感覚を加味した稀有なニューフェイスと言えよう。
 かと言って…決して商業路線な音でもポップでダンサンブルなイメージとは全く違う、オランダ産のメロディック・シンフォとは一線を画した、バンドのネーミングからも窺え知る通り全身全霊プログレ愛に満ちている愛すべき存在と言えよう。



画像 第9位 ACCEPT/Mobius
 マイミクS.O.Wさんのソロ・プロジェクトにして多重録音作品という範疇ながらも、そんな事を微塵にも感じさせない位に完全バンドスタイルに徹した、日本人が理想としイメージする…霧がたちこめる深き森の如きユーロ・ロックの世界観を見事に構築した唯一無比の音世界がここにある。07年のデヴュー作も非常に素晴らしかったが、本作品の極みたるや日本のプログレという領域と常識を完全に超越した、音の迷宮に相応しいパズルの様に入り組んだ複雑な…まさしくタイトル通りメビウスの輪を往来するかの様である。S.O.WさんはポストMr,シリウスにして、ユーロピアンの申し子なのかもしれない。ハケットばりの泣きのアコギが実に心の琴線に染み渡るんだよなァ…。


画像 第10位 IZZ/The Darkened Room
 今やスポックス・ビアード以上にアメリカの代表格に成り得たであろう、そんな風格とプライド、自信の表れが如実に反映された(未発表曲集とライヴを合わせて)通産6枚目に当たる、最新作にしてアメリカン・プログレという範疇を完全に超越した、完全にユーロック志向へと向けられた今後の試金石と成り得る決意表明的な趣の作品である。
 彼等はデヴュー以来、全作品共一貫して秘めたる知性とインテリジェンスが滲み出ているところが身上とも言えよう。


 以上駆け足ペースでランキングを発表した次第だが、御覧になった方々が納得するか否か、或いは意外と思うかはさておき、一番大事なのは自分の気持ちに素直に正直になって“この作品が印象に残ってて好きなんだ”という嘘偽りの無い気持ちに立ち返って厳選してみた。
無論、音楽性から曲構成、演奏技量、意匠といった点も含めてる事も忘れてはいないが…。

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